ナイターゴルフに突入する前の薄暮プレーが一番、楽しい

ナイターゴルフに突入する前の薄暮プレーが一番、楽しい

 夏はギラギラした太陽を避け、夕方から夜にプレーするナイターゴルフが人気を集める。千葉・香取市の「成田の森CC」は、日本のゴルフ場で初めてナイター照明にLEDを導入。「日本一明るいナイターゴルフ場です」と、運営会社のPGMホールディングス広報担当が猛アピールする同CCを“口だけシングル記者”がまわった。
 記録的な猛暑となっている今年の夏。立秋が過ぎても、まだまだ暑い日が続く。そんな時、大手ゴルフ場運営会社のPGM広報担当から「成田の森CCがLED照明を取り入れて、日本一、明るいナイターゴルフ場になりました」と連絡が入った。ならばと早速、成田へ向かった。
 ナイターゴルフはプラン次第だが、料金が昼間より安い場合もある。日焼けを避けられるため、女性の人気が特に高い。同CCの竹島博史支配人(52)によると「デートのカップルが多いです」。なるほど。当日の天気を判断し、予約できることも利点だ。体験ラウンドを行った日もナイターゴルフ日和だった。快晴、最高気温35度。気温が30度に下がった午後5時にスタートした。
 前半はナイターゴルフではなく薄暮プレー。結論から言えばこれが最高だった。カナカナカナ…ヒグラシの鳴き声が心地良く響き、日が徐々に傾く中、汗を流す。日が暮れるまで遊び回った小学生時代の夏休みを思い出した。ボールは、LED照明の力を借りずともよく見える。口だけシングル記者としては満足な「47」で前半を終えた。
 午後7時過ぎ、後半のハーフへ。夕闇は暗闇に変わり、雰囲気は一変。いよいよ本番だ。
 LED照明が照らすフェアウェーは確かに明るいが、照明灯の外側は真っ暗。後半ハーフの7回のドライバーショットのうち4発が闇へ消えた。そのうち林まで曲がった2発は諦めもつくが、残りの2発は「昼間なら見つけられるのでは」という程度の曲がり幅だった。
 照明が届かないエリアではラフのボールが見つからないこともある。竹島支配人は「従来の水銀灯の照明と比較すると、空間全体の照度が上がりました」と説明を受けたが限界はある。朝にならなければボールは見つからないだろう。ボールがなければ「前進4打」でプレーを進めるしかない。
 フェアウェーキープという鉄則はナイターゴルフでは、さらに重要になる。口だけシングル記者が、それに気がついたのは終盤。時すでに遅し。後半は前半より10打も悪い「57」。結局「100たたきの刑」を受けた。
 18ホールをまわり、最も感心したことはグリーンの質だった。最終スタートは午後8時のため、ホールアウトは日付が変わる。翌朝、午前6時30分過ぎには第1組がスタートする。つまり、このグリーンは毎日6~7時間しか“寝ていない”のに頑張っている。夜もプレーがしたいほどのゴルフ好きのためにメンテナンスに励む11人のグリーンキーパーの奮闘に頭が下がる。
 確かにロストボールという不運はあったが、それはナイターゴルフの醍醐(だいご)味。「昼間なら見つかるのに」と未練がましく言い訳してはいけないのだ。ホールアウトした午後9時30分の気温は26度。昼間の熱風に比べれば、はるかに優しい夜風に吹かれながら反省した。(竹内 達朗)

 ◆成田の森カントリークラブ 2005年7月オープン。コース設計は大久保昌氏。ベント、高麗の2グリーン。ベントグリーンのバックティーは6495ヤード、レギュラーティーは6075ヤード。パー72。比較的、高低差が少ない丘陵林間コース。110ヤード9打席の練習場、宿泊施設を備える。所在地は千葉・香取市山倉2628の4。東関東自動車道・大栄ICから約20分。

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