女子ゴルフのスタンレー・レディース(東名カントリークラブ=6583ヤード、パー72)は10月11日に最終日を迎え、韓国のイ・ボミ選手が通算12アンダーで5勝目を挙げました。

今季最多の優勝回数をほこるイ・ボミ選手の好調の要因は、スタート前のロングパット練習にあると言われています。アマチュアゴルファーはパター練習が大切だと理解していると思いますが、結果的にそれほど効果を上げている訳ではないでしょう。

今回は具体的な練習法や考え方をご紹介したいと思います。

1)上りのストレートライン、10メートル先のターゲットに向かってストローク

もしも、余裕なくコースに到着してしまったら。あと20分ですぐにスタートしなければならない。ドライバーやアイアンでのスイング練習とパッティング練習、どちらを選ぶべきでしょうか? 正解は後者!
例えばスライスばかり出てしまうスイングを当日変えようとするよりも、パッティングの距離感を合わせ、スリーパットを少なくする方がはるかに容易いと言えます。
それぞれのコースはグリーンスピードや硬さに違いがあります。また、自分自身のストロークにも強弱が発生しやすいと言えます。
まずは、上りのストレートライン、10メートル先のターゲットに向かってストロークしてみましょう。

2)ターゲットに対して、2メートルショートしてしまった・・・

【考え方1】普段の練習しているコースより、グリーンスピードが出ていない。

12メートル先にあるターゲットだと思い、大きなストロークを心がける
もしくは、ウエイトを重くして、対応する

【考え方2】インパクトが緩み、しっかりとヒットできていない。

「タッ」と爆発音を言いながら、インパクトで音を立てながらヒットする練習を行う
 ウエッジの刃で打ち、インパクトの打感やグリップ圧力の均一化を図る
3)2メートルのセカンドパット、決めることが出来なかった。球は左へ曲がり、ショートして止まった・・・

【考え方1】練習ストロークなので、全く気にしない

【考え方2】その日の傾向が出ていると思い、そこを修正していく

【考え方3】ロングパットをしっかりと寄せきることを念頭に、ショートパットではフェースがかぶらないように練習する

4)再度同じ、上りのストレートライン、10メートル先のターゲットに向かってストローク2回でカップインすることができたら、次のトライアルに進みます
5)12.5メートルを練習します
6)15メートルを練習します
7)上りをストレートラインが終了したら、上りのフック、真横、下りのフック、下り、下りのスライス、真横、上りのスライスを練習します
8)すべてにおいて、2回でカップインできるレベルは、非常にレベルが高いと言えます。しかしながら、出来ないとしたら?
A.全くできない集中力の低下、自信のなさが露見しています。まずは、ターゲットとなる距離を5メートルにして、全てのラインを1回でクリアすることを目指していきましょう。
B.スライスラインが苦手だ最も陥りやすい原因は4つ考えられます。1つは、インパクト前に、肩のラインが開き、フェースが開いて当たってしまう事です。2つは、バックスイングの際に、フェースを開き過ぎ、インサイドへあげてしまう事です。3つは、アドレス時に右を向いてしまうことです。4つは、アドレスは正しくても、フェースを開いて構えてしまうことです。
C.フックラインが苦手だ最も陥りやすい原因が4つ考えられます。1つは、インパクト前に、肩のラインが開き、フェースが閉じて当ってしまう事です。2つは、バックスイングの際に、フェースを閉じ過ぎ、アウトサイドへあげてしまう事です。3つは、アドレス時に左を向いてしまうことです。4つは、アドレスは正しくても、フェースを閉じて構えてしまうことです。
9)実際のコースでは、どのような手順で進んでいくか?
グリーンに乗ったら、自分の番が回ってくるまで、ただボーと立ちつくしている方がいらっしゃいます。パッティングの重要性は理解していても、どのような作法で行なったらよいか分からないことが、最大の原因だといえるでしょう。
傾斜を読むボール後方カップ後方ボールとカップを結ぶラインの中間地点、低い箇所
ブレイクポイントを探す曲がりの頂点を探します。もしくは、スピードが上りから下りへ変化するポイントを探します
イマジネーション(距離感+方向性)しっかりとターゲットを意識して、実際のストローク幅を合わせて行きます
決心迷いがある中は、良いストロークは出来ません。良いストロークが出来れば、ラインが多少違っていても、カップインする場合があります。たとえ読みが完璧でも、決心できず迷ったままのストロークでは、ショートしてしまう場合があります
ストローク自分なりの注意点があるはずです。プレッシャーがかかった状況下で安定したストロークを行うには、動作はシンプルな方がミスは少ないと言えます。インサイドインの軌道で動きやすい形が見つけられるなら、順手にこだわらず、クロスハンド、クロウグリップと試していきましょう。
  • 順手グリップ
    ショットと同じ流れ。右手の感覚が強く働く一方、敏感すぎる右手が動きすぎてしまう傾向が稀にあります。
  • クロスハンドグリップ
    左腕が低い位置にあるため、インパクトでの打点が合いやすい。また、順手に比べて、肩のラインがターゲットに対して直角に向きやすい利点があります。欠点としては、右手の動きをセーブする為に、ロングパットや重いグリーン、雨の状況下で、ショートしやすい傾向があります。
  • クロウグリップ
    見た目が異様で、悩んでいるように見えてしまうのが欠点です。けれども、実際取り入れてみると、これほど理にかなった打ち方はありません。たくさんある理由の中に1つは、シングルハンド(片手)は操作性が良い事です。また、左手クロウと右手クロウでも効果効用が違います。左手クロウはフォロー重視型、ラインに乗せやすい、天才が好みます。右手クロウはバックスイングからインパクト重視型となります。

 ここは、さらなる考察が必要です。必要な方には、一番知りたいところだと思います!

フィードバック感情を入れず、結果だけを客観視していきます。前半入らなくても、後半にかけて連続して入れてくる方が、パットの巧者といわれています。その要因はフィードバックが早いことが挙げられます。例えば、ストレートに打ったのに、右へ外した場合は、ストローク中に右へ飛ぶ原因が内在します。

方法1:少し左を向いて、プッシュボールで攻める

方法2:フェースオープンの要素をその場で修正する

 以上、今回の内容はいかがでしたでしょうか?
スタート前の調整から始まり、ラウンド中の前向きな心構え、ラウンド後の再調整が3つ重なり、シーズン通じて平均ストロークに現れます。 移動中のホテルでも、パティングマットを部屋に持ち込み、静かな状態で心を落ち着かせ、フェース面や体の向きを合わせ、インパクトの打感に神経を集中させているプレーヤーがほとんどです。

「ゴルフに向き合う姿勢は、グリーン上を見れば分かる」

さあ、一緒に上達を楽しんでいきましょう!

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kogure

◆小暮博則(こぐれ・ひろのり)
1972年11月27日生まれ。埼玉県出身。明治大学商学部商学科卒業。JGTO(日本ゴルフツアー機構)プロ。PGAティーチングプロ。2003年 JGTO ファイナルQT進出。2013年から東京慈恵会医科大学ゴルフ部コーチに就任している。就任後、同大学は2013年度全日本医科大学ゴルフ連盟秋季大会個人優勝、2014年度全日本医科大学ゴルフ連盟春季大会団体優勝を果たす。PFGA(パーフェクトゴルフアカデミー)のゴルフスクールを主宰し、赤坂(東京都)と小手指(埼玉県)にて展開している。 著書に『一生ブレないスイング理論 “左重心スイング理論”でゴルフの常識が変わる』(カンゼン)がある。

PFGA(パーフェクトゴルフアカデミー)ゴルフスクール
http://pfga.co.jp/

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