ボギーなしでラウンドする!
誰もが目指したい領域ではないでしょうか。

10月23日、米男子ゴルフのCIMBクラシック最終日で、松山英樹はボギーなしの6バーディー、通算20アンダーで2位でした。惜しくも優勝とはなりませんでしたが、ボギーなしの安定したプレーを見せつけてくれました。

もし、ボギーなしの秘訣がわかり、誰でもボギーを打たないゴルフができれば、ベストゲームに近いゴルフが可能となります。

今回はボギーなしの秘訣を考えていきたいと思います。

なぜ、ボギーなしのラウンドができるのか?

一般的に、ボギーなしのラウンドは、ち密なゲームプランや高いスキルの総合力が必要だと考えられがちです。
けれども、そのような能力を持ちあわせたとしても、ボギーなしのラウンドができるプレーヤーと、そうでないプレーヤーに分かれます。また、できる人であっても、その頻度には、ばらつきが生じてしまうのも事実です。

つまり、ち密な計算によるコースマネージメントや、高いスキルの総合力だけでは実現できないと言えます。

では、ボギーなしのラウンドを実現するために必要な、言わば「第三の力」とは何でしょうか? 

ポイントは『自然体』になること

たとえば、ミスはだれでも起きるでしょう。ち密な計算をした場合は、避けられるかもしれませんが、それでも100%防ぐことはできません。

でも、もし、はじめからミスしても仕方がないという余裕があったなら・・・。
焦りや不安なく、いつものゲームセンスを発揮できるはずです。

「あ、これね、このミスなら、大丈夫でしょう!」と。

このように、大きくどっしりと構えることができる心の在り方が第三の力であり、それには、「傷つかないようにする考え方」というものがあります。

1)あまり考えすぎない
2)ダメージも受けにくい
3)途中で疲弊することなく、最後の局面で最大の実力を発揮できる

ボギーなしのラウンドを成し遂げるには、もちろん段階を踏んで行かなければなりません。けれども、最終的に目指すのは、『自然体』の領域です。

事に対峙して最大の力を発揮できる状態に自分自身が“常にいる”ことが重要なのです。
“常にいる”には、(大会では)練習日のずっと前から、心技体を練磨し、陣形が崩されても(想定外のミスが起きても)これに対応できる状態にいることです。

ノーボギーのラウンドができるまでのステップを見ていきましょう。

【ノーボギーまでの手順】

  1. (出場する)大会や試合に参加している自分、状況を想像する
  2. ワクワクした気持ちで、練習を継続して行う
  3. 大会が近くなり、焦り始める
  4. 大会前日、調子を崩し、散々な結果を覚悟する
  5. 大会が終わり、次回はこの汚名を晴らそうと心に誓う×30セット
  6. 数年が経過し、大会や試合でも、緊張しなくなる(第1平常心)
  7. コースの下見、ハザードの確認、難易度の高いホール攻略、使用クラブの調整
  8. 準備に余念がなく、経験を積み、試合にて高いパフォーマンスで臨める(第2平常心)
  9. 勝てそうで勝てないプレーに、さらなる高みへと昇華を誓い、猛練習を重ねること20年
  10. 1番ティーから72ホール目が終わるまでのゲームを掌握できる(第3平常心)

ご紹介したノーボギーの手順は非常にハードルが高いと感じた方は多いかと思います。
確かに、人生をかけて命を削るプロだからこそできる領域かと思いますので、ここでは、一般ゴルファーの方にも参考にしていただける方法をお伝えします。

*苦手をクラブで克服

球が上がらない、スライスしやすい、飛ばない等の悩みは、徹底的にクラブを探すことで解決できます。お金で技が買えるとは言わないまでも、近くまでたどり着くことは可能です。

膨大な練習年数をかけられないなら、選択肢は限られているはずです。

*ティーショットを磨き、ショートゲームも磨く

最初と最後のスキルの高さが、スコアに一番関係してきます。つまりはドライバーとパターがカギを握ります。

class=”mt10″打ちやすいドライバーと、信頼できるパターを手にすることが重要です。
当れば飛ぶドライバーよりも、安定して使用できるドライバーを選ぶこと。かっこいいパターよりも、ミスパットの少ないフェースバランスのパターを選んでください。太いグリップを試してみるのもいいでしょう。

*30ヤード以内のアプローチ練習に時間を割く

ボギーをたたかないようになるには、ショートゲームの絶対的な自信が重要です。
可能ならば、毎日練習できる環境に身をおくことがベストですが、もしこれが難しい場合、室内でのアプローチ練習を行うだけでも効果的です。
フェースにボールが乗る感覚を忘れないこと、打ち急ぎからくる打点のズレを起こさないことが大切です。

*アイアンの確率を上げる

セカンドでグリーンに乗せる上で重要なのは、アイアンショットのダウンブローです。
これにより、ハンドファーストインパクトを得ることができます。
ダウンブローの基本は、

  1. 右肩が左肩よりも高い
  2. 右手の角度を維持する
  3. スイング中、左ワキを開けず、グリップエンドを立てて使う

練習では、左ワキにタオルをはさみ、右カカトを上げた状態で練習していきましょう。

以上です。
今回の内容はいかがでしたでしょうか?
ボギーを打たないことは、夢ではありません。現実に起きることであり、起こすことができます。
地道な練習を重ねて行くことにより、確実にボギーの数を減らし、最高のゲームを行うことができます。
次回もお楽しみに!

 

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kogure

◆小暮博則(こぐれ・ひろのり)
1972年11月27日生まれ。埼玉県出身。明治大学商学部商学科卒業。JGTO(日本ゴルフツアー機構)プロ。PGAティーチングプロ。2003年 JGTO ファイナルQT進出。2013年から東京慈恵会医科大学ゴルフ部コーチに就任している。就任後、同大学は2013年度全日本医科大学ゴルフ連盟秋季大会個人優勝、2014年度全日本医科大学ゴルフ連盟春季大会団体優勝を果たす。PFGA(パーフェクトゴルフアカデミー)のゴルフスクールを主宰し、赤坂(東京都)と小手指(埼玉県)にて展開している。 著書に『一生ブレないスイング理論 “左重心スイング理論”でゴルフの常識が変わる』(カンゼン)がある。

PFGA(パーフェクトゴルフアカデミー)ゴルフスクール
http://pfga.co.jp/

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