かつてのスイングのテンポは「3拍子」、いわゆる“チャー・シュー・メン”で振れと言われた。しかし、近年はトッププロのほとんどが「4拍子」で、トップ・オブ・スイングでのクラブフェースの正しい向きも以前とは異なる。クラブなどの改良により、打ち方も徐々に変わってきているからだ。かつての教えを漫然と続けることは技術的進歩の妨げ。そんな悩めるゴルファーに金谷多一郎プロが「進化系アドバイス」を送る。


 ラウンド前になると、ゴルファーは練習場に行ってうまく当てる練習ばかりしている。うまく当たればそれでOKだが、当たりが悪いとナイスショットが続くまで漫然とボールを打ち続けている。しかし、それでは本番でミスが出た時の対処に困るのではないだろうか。そこで、練習場で最優先に行う基本をアドバイスしたい。


 それは、リズムとテンポを大事にすることだ。ツアープロはドライバーからパターまで、常に同じリズムとテンポで振っている。ある機関が国内外のトッププロを計測したところ、全てに共通するクラブヘッドの動きのリズムが「4拍子」だった。つまり、それが理にかなっているリズムだということが身体運動力学的に証明されたわけだ。

①テイクバック

①テイクバック

②バックスイングから

②バックスイングから

③トップに移り

③トップに移り

④インパクトを迎える

④インパクトを迎える


 「4拍子」は〈1〉でテイクバックを開始し、〈2〉のバックスイングを経て〈3〉でトップ。そして〈4〉がインパクトというタイミングになる。リズムを一定にしながらその人のポテンシャルに合ったテンポを見つけることで、常に安定したスイングとなる。そうすれば、体とクラブの動きに一体感が生まれ、遠心力を生かした最大限パワーが発揮されることになり、当然、飛距離も伸びてくる。練習場ではこの「4拍子」と自分なりのテンポを体にしみ込ませることが最優先課題なのだ。


 ◆金谷多一郎(かなたに・たいちろう)1960年1月2日、東京都生まれ。57歳。8歳でゴルフを始め、日大ゴルフ部では主将。84年のプロテスト合格。87年の伊香保国際オープンでプロ初優勝。現在はレッスンやトーナメント解説などテレビ、雑誌などで幅広く活躍している。夫人は女子プロの(旧姓・藤田)智美。165センチ、64キロ。

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