「肩を回す」というのも抽象的で分かりにくい表現だ。ゴルファーでなければ、肩こりを治すためのあの運動をするだろう。ゴルファーならひねりを意識するだろうが、では、トップ・オブ・スイングで肩はどのくらい回っていればいいのだろうか?

両腕を真っすぐ広げ、左手を右手のひらに合わせてみる。無意識にやると右手の指先が余った

両腕を真っすぐ広げ、左手を右手のひらに合わせてみる。無意識にやると右手の指先が余った

 

 まず、直立して両腕を真っすぐに広げ、母指球に体重を乗せて立ってみる。右手はそのままにしておいて、左手を右手のひらに合わせてみる。するとどうだろう? 無意識にやってみると、右手の指先はどれほど余っただろうか? 右手と左手をぴったり合わせるには、右肘を緩めること。そうすることで左手を簡単に右手に合わせることができる。そこがトップの位置だ。左肩は多分、顎の下に収まっていると思う。

 

 その位置を覚えておき、クラブを持って前傾姿勢になっても、そこまで左肩を回す。トップでは無理に左肘を伸ばす必要はない。ダウンスイングからインパクトにかけて遠心力に引っ張られ、自然に伸びるからだ。

右手と左手がピッタリ合わさる位置まで左肩を回すことがポイント

右手と左手がピッタリ合わさる位置まで左肩を回すことがポイント

 

 構えた時の体重は母指球に乗っているのが正しい姿勢。爪先やかかとに乗っていると、正しいスイングができないので注意が必要だ。母指球に体重が乗るという感覚がつかめないなら、肩幅で立って軽く跳び上がってみるといい。トン、と着地した時の足裏にかかっている重心配分がベストだ。

 

岩本砂織(いわもと・さおり)1971年7月21日、山口・周南市生まれ。45歳。2007年、日本女子プロゴルフ協会入会。ティーチングプロA級。「プロを教えるプロ」として有名。ティーチングプロばかりでなく服部道子らも指導。現在、ナショナルチームのコーチも務める。

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