通算9アンダー4位でスコア提出を終えた鈴木は、こぼれる涙を拭いコースを後にした(カメラ・今西 淳)

通算9アンダー4位でスコア提出を終えた鈴木は、こぼれる涙を拭いコースを後にした(カメラ・今西 淳)

 ◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース最終日(15日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6662ヤード、パー72)

 3打差3位から出た賞金ランク2位で初の女王を狙う鈴木愛(23)=セールスフォース=は5バーディー、4ボギーの71で通算9アンダーの4位に終わった。涙を流して悔しがったが、賞金女王争いで首位を走る今大会7位のキム・ハヌル(28)=HITE・JINRO=との差を529万円から269万円に縮めた。14アンダーで今季3勝目を挙げたテレサ・ルー(30)=太陽生命=もタイトルを狙う。

 いつもより雨が冷たく感じた。逆転Vだけを目指した鈴木は、上がり2ホール連続ボギーで順位を4位まで落とした。「一番練習しているのに、何でこんなにうまくいかないんだろう。打っている感じも悪くないのに、ただ入らない」。普段、誰よりも遅くまでコースに残りパット練習に励む努力家は悔し涙を流した。

 昨年に続き、今季平均パット数1位(1・7539)の名手が出だしの2連続を含め3度も3パット。得意なグリーン上で精彩を欠いた。10番からの5ホールで4バーディーと意地は見せたが、15番で同じ最終組の首位ルーに2打差に迫るのが精いっぱい。

 13年森田理香子以来、日本人4年ぶり賞金女王を目指し、初日首位と好発進しながらのV逸。結果的にトップのハヌルと約269万円差に肉薄しても「とにかく勝ちたかった。何もうれしくない」とうつむいた。次週の今季2番目に優勝賞金が高いNOBUTAマスターズGCレディースへ「しっかり修正したい」と無休で16日にコース入りすると明かした。

 女王レースは2年連続で受賞のイ・ボミ(韓国)が21位に低迷しているものの、鈴木以外は外国勢が争う。今週単独2位に入った3位のイ・ミニョン(韓国)、優勝した4位のルーまで上位4人が2000万円差以内。「勝負は残り2、3戦」。唯一残り6戦皆勤を明言している鈴木が、涙を糧にラストスパートをかける。(岩原 正幸)

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