10番、大勢のギャラリーの中、ティーショットを放つ金谷(左は池田)

10番、大勢のギャラリーの中、ティーショットを放つ金谷(左は池田)

 ◆男子プロゴルフツアー・メジャー第3戦 日本オープン最終日(15日、岐阜・岐阜関CC東C=7180ヤード、パー70)

 2日目から首位を走る池田勇太(31)=フリー=が3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算8アンダーで2014年以来の大会2勝目を挙げた。東北福祉大の後輩・金谷拓実(19)=1年=との優勝争いを制し、4試合ぶり今季3勝目となるツアー通算19勝。賞金ランクは6位から3位に浮上し、1973年ツアー制施行後では尾崎将司、青木功、中嶋常幸、片山晋呉以来5人目の2年連続賞金王へ弾みをつけた。

 アマチュアの金谷が先輩の楽勝ムードをぶち破った。5打差の2位から快進撃。得意のショートゲームと好調のショットで快挙を予感させたが「優勝がちらついた」と終盤にパットが乱れて1打差2位。19歳145日での国内メジャー最年少V、90年ぶり2人目のアマチュアVは逃したが、93年片山晋呉、10年松山英樹らの3位を超える大健闘。昨季賞金王を苦しめ、2年ぶり2度目のローアマを手にした。

 下克上の魂がある。テニス・錦織圭は憧れのロジャー・フェデラーと対戦した際、コーチのマイケル・チャン氏に「コートに入ったら全員が倒すべき敵」と強気の姿勢を説かれた。この話を知った金谷は「強い相手でも『やってやるぞ』って思うようにしている」と先輩に食らいついた。自身初、99年以降では大会初となるアマの最終日最終組。大観衆の前で一歩も引かなかった。

 次戦は2週後の日本大学対抗戦。「勇太さんは自信を持ってドライバーを握った。そこが僕との差」。どんな相手でも、いつかは倒す。(浜田 洋平)

 ■先輩松山も「すごい」

 米男子ツアーのCIMBクラシックに出場した松山英樹(25)=LEXUS=は、金谷の活躍を受け「すごいこと。最終日最終組の雰囲気を堪能できる」と伝統ある大会で得られる経験の重みを指摘した。自身は18歳だった東北福祉大1年の10年大会で3位に入り、昨年初優勝。大学の後輩、金谷とは4月に日本のコースで一緒に練習したという。「会ったのはその1度。細いなという印象だが、とにかく曲がらない。すごいと思った」と評した。

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