◆女子プロゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(23日、宮城・利府GC=6534ヤード、パー72)

 第2ラウンド(R)の残りと最終Rを行い、最終Rを1打差2位で出た東北高出身の大江香織(28)=アルパイン=が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算10アンダーで16年3月以来の3勝目を挙げた。03年大会をアマチュアで制した宮里藍さん(33)に憧れてプロゴルファーを志し「一番勝ちたい試合」で悲願を達成した。

 地元・東北で行われる唯一の大会で、大江が憧れの藍先輩に並ぶ1勝を手に入れた。最終18番で30センチのバーディーパットを沈めると、この日初めて表情を崩した。「信じられない気持ちでいっぱい」。満面の笑みで大歓声を心地良さそうに浴びた。

 身長153センチと小柄で、今季平均飛距離は230・39ヤードの76位。そのハンデを補うべくウッド系のクラブ7本を巧みに操る。日没順延となった第2Rの残りと計23ホールで「アイアンよりも好き」なユーティリティー(UT)でチャンスを量産。最終Rの9番は残り170ヤードから5UTで2メートルにつけて伸ばし、首位の佐伯に並んだ。14番は4メートルのバーディーパットを長尺パターで沈めて単独首位に躍り出た。

 原点は03年大会だ。当時18歳で東北高3年の藍さんがアマチュア優勝。中学生だった大江はテレビで見て感動した。「衝撃でした。練習量は倍以上になった」とプロを志して東北高へ進学。それから15年後、東北高出身者では藍さん、有村智恵に続く3人目の大会Vを果たした。山形から親戚が応援に駆けつけ、母・裕子さん(55)は「プロデビューした大会。随分成長したな、と思いました」と目を細めた。藍さんは昨年で引退したが「一番の目標」であることは変わらない。後継者となるべく、次の勝利を目指す。(榎本 友一)

最新のカテゴリー記事

報知広告案内
報知チャリティ情報
ページ上部へ戻る