足の親指と人さし指の間に仕切りがある足袋構造のシューズが一部のゴルファーに圧倒的な支持を受けている。ブリヂストンスポーツ(BS)社製の「ツアーステージゼロ・スパイクタビ」は、スイングと歩行をサポートすると評判だ。蘊蓄(うんちく)と新しいモノが好きな“口だけシングル記者”が試した。

 趣味はゴルフとランニング。ゴルフの腕前は大したことないが、ランニングには少々、覚えあり(昨年の全日本マラソンランキング44歳の部90位、2時間52分54秒)。それだけにクラブよりもシューズにうるさい。

 ロードレースでは5本指ソックスを愛用する私は、足袋構造のBSのゼロ・スパイクタビが2月に新発売された時から注目していた。それから半年。BSスタッフによると「好き嫌いがはっきりと分かれるタイプの商品ですが、口コミでじわじわと人気が出ています」という。ついに試すチャンスがやってきた。

 ただ、ラウンド当日は気温40度に迫る猛暑…。しかも、夏バテで体調も下降気味だった。しかし、最悪の状況だったからこそ、足袋シューズの効果をより実感できた。

 「両足の指で地面をつかむように立て」というレッスンを見聞きしたことがあるアマチュアは多いだろう。足袋シューズによって、その教え通りに立つことができる。足の指に力が入り、暑さでフラフラの下半身を支えてくれる。ラウンド後半はスイングよりも歩行にアドバンテージを感じた。普通のシューズより歩きやすいため、疲労が軽減された。

 ラウンド当日は一年で最も暑い時期だったが、むしろ冬に効果を発揮するのではないか。私は極度の冷え症。気温が下がると手足の末端が冷たくなるが、足袋シューズを履けば血流が良くなり、冷え症が抑えることができるような気がする。

 ラウンド後、BSスタッフに「建築現場などで地下足袋が活躍している理由が分かった気がします」と話すと、意外な事実を知らされた。BSの親会社ブリヂストンの前身は日本足袋という会社で、1923年にゴム底の地下足袋を初めて商品として販売したという。

 BSスタッフはゼロ・スパイクタビの誕生について「ゴルフシューズをゼロから開発し直した」と話す。すると、BSの“源流”にたどり着いたというわけか。深い話である。次のラウンドでは足袋シューズを履きながら同伴プレーヤーに蘊蓄を垂れたいものだ。(竹内 達朗)

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