私は深刻なドライバーの不調に陥っていた。曲がり幅は少ないのだが、なにせ飛ばない。このほど、都内にあるフィッティングスタジオを訪ねると、その原因と解決法が一発で分かった。答えは単純。クラブを代えるだけだった。

 出迎えてくれたのは「ナカシマ・ゴルフスタジオ」でフィッターを務める堀口宜篤さん。私はまず、5~6年ほど前に購入したA社のドライバー(ロフト10度、シャフト硬さ5・5‐S)を5球打ってみた。計測結果はキャリー166・6ヤード、トータル179・8ヤードという悲惨なもの。

 計測器は米国製で「飛距離は一般的な計測器より2割ぐらいは低めに出ます」というが、あまりにひどい。堀口さんの指摘は「オーバースペックですね」というもの。「シャフトが重いから手に力が入り、クラブが鋭角に入るのでスピン量が増えています」。なるほど。打ち出し角は10・1度と低く、回転量が3700もあるためランが少なくなっていた。一般アマチュアはほとんどの人がオーバースペックのクラブを使っており、機能を生かせていないという。

 たった数球ほど私のスイングを見ただけで、堀口さんはすぐにオリジナルのヘッドと数社のシャフトからチョイスしたドライバー(ロフト10・5度、スピーダー474、硬さ3・5‐R)を手渡してくれた。重さも314グラムから297グラムへ軽量化。打ってみて驚いた。キャリー190・4ヤード、トータル209・9ヤードだ。通常の計測器なら230~240ヤードぐらいか。スピン量が1966まで抑えられたことでランが伸び、打ち出し角も13・5度と高くなった。

 その後も様々な特長を持ったシャフトを3本ほど渡されたが、どれを打っても自前のドライバーより良い結果が出た。

 続いてはアイアンだ。人工芝の上に敷かれたプラスチックボードにスイングをしてライ角を調整する。私の身長、手の長さ、ボールとの距離感を見ながら細かな調整をしてくれた。日本のメーカーでは発売していないスチールファイバーのシャフトは、軽いのにしっかりとした打感が最高。堀口さんは「今のままの距離がいいのか、飛ばしたいのかを聞いて調整します。アイアンは飛距離より安定性が大事ですから」と説明した。

 今話題の虎ノ門ヒルズから近い一等地に昨年誕生した同スタジオは完全予約制。フィッターが自分のスイングに合わせた最適な1本を納得いくまで選んでくれる。フィッティングフィーは1万5000円で、クラブを購入すれば2年間は無料でメンテナンスをしてもらえる。価格はドライバーが14万1000円~、フェアウェーウッドが13万8000円~、ユーティリティが9万6000円~、アイアンセット(5I~PW)が28万2000円~(全て税別)。フィッターと納得いくまで対話を重ねて究極の1本だけを選ぶなら、決して高くはない・・・。(ゴルフ担当・岩崎敦)

フィッターの堀口さん

フィッターの堀口さん

さまざまな計測器

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理想の飛ばしがひと目で分かる

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最適なシャフトで打つと

最適なシャフトで打つと

プチレッスンも役立ちます

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ヘッドはドライバーからフェアウェーウッドまでさまざま

ヘッドはドライバーからフェアウェーウッドまでさまざま

アイアンの調整をする堀口さん

アイアンの調整をする堀口さん

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