◆女子プロゴルフツアー Vポイント×ENEOS 最終日(17日、鹿児島・鹿児島高牧CC=6456ヤード、パー72)
最終Rは悪天候により、人数を減らすセカンドカットが実施され、37人がプレー。10番から9ホールの「短期決戦」で争われた。3打差の12から出た申ジエ(韓国)は9ホールで5バーディー、ボギーなしの猛追を見せ、トップの2人と1打差の通算9アンダー3位で終えた。
雨の中、グリーンでボールが止まりやすい条件を生かし、10~17番までに5バーディー。バーディーパットを決めるたびに右拳を力強く握った。最終18番は3・5メートルの好機につけたが、バーディーパットは左に外れ、パーとなった。
今季日本ツアー初戦を3位で終えた申は「朝来て、(最終Rの競技が)半分になり残念な部分もあるけど、3打差だと9ホールで(追いつくのは)少し厳しいなという感じがあった。グリーンの状況は分かっていたので、自分のプレーをすればいい成績になると思って、一打一打いいものを出した。(雨の中2000人以上のギャラリーが来て)いい雰囲気の中でプレーができたので、これ(この感触)を持って米国に行けば、いい成績になると思う。(最終日は)短かったけど、楽しくプレーできた」とサバサバした表情で振り返った。
今夜中に渡米し、次週の米ツアーに出場する。次回の日本ツアーは、4月12日開幕のKKT杯バンテリンレディス(熊本空港CC)になると明かした。