◆女子プロゴルフツアー Vポイント×ENEOS 最終日(17日、鹿児島・鹿児島高牧CC=6456ヤード、パー72)
最終Rは悪天候により、人数を減らすセカンドカットが実施され、37人がプレー。10番から9ホールの「短期決戦」で争われ、鈴木愛(セールスフォース)が通算10アンダーで並んだ小祝さくら(ニトリ)とのプレーオフを2ホール目で制し、節目の通算20勝目を飾った。
終始、大雨が降る中、鈴木が大阪で行われた2018年に続く大会2勝目を手にした。小祝、竹田麗央(ヤマエグループHD)との同組で、最終日最終組が2週連続で同じ組み合わせとなるのは、詳細なデータが残る2002年以降でツアー初。前週の明治安田レディスで4日間大会で自身初の完全優勝を飾っていた賞金女王2度の実力者は「自分が調子の良い時に優勝を取りたい」と闘志を燃やしていた。
5月9日に30歳を迎えるため「20代のうちに20勝の大きな目標を達成したい」と語っており、有言実行となった。鈴木の2週連続優勝は、19年11月に3週連続Vを達成して以来3度目となった。
5つ伸ばした申ジエ(韓国)が9アンダーで3位。
通算10勝目を狙った小祝は、プレーオフで敗れて2位。
地元・鹿児島出身で米ツアーを主戦場とする勝みなみ(明治安田)は2アンダーの22位で終えた。