松山英樹は4オーバーの76と苦戦 トップと11打差の暫定75位「入れたいパットをことごとく外してしまった」


◆米男子プロゴルフツアー メジャー初戦 マスターズ 第1日(11日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7555ヤード、パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア州)11日】2021年大会覇者で13度目出場の松山英樹(LEXUS)は1バーディー、5ボギーで76。4オーバーで暫定75位と出遅れた。65をマークしたトップのブライソン・デシャンボー(米国)とは11打差となっている。

 青色のシャツを身につけた松山は強風の中でのプレー。1番をパーで滑り出したが、3番で2・5メートルのチャンスを決められない。続く4番パー3はティーショットを1・2メートルに運んだが、ここも決まらず。6番パー3で、15メートルから3パットのボギーを喫した。7番は残り137ヤードからの第2打をグリーン手前のバンカーに入れて、2メートルを外して連続ボギーを喫した。ドライバーショットを右の林に入れた9番は、グリーン手前のバンカーからの第3打を1・2メートルに運び、パーをセーブした。前半は2つ落とす苦しい展開となった。

 後半に入り、13番パー5でドライバーショットを右の林へ。木の間から放った残り203ヤードの第2打はグリーン手前に流れる小川につかまりボギーとなった。16番パー3で2・5メートルのチャンスを落ち着いて沈め、初バーディーを奪い、ようやく柔和な表情を浮かべた。だが、直後の17番で残り147ヤードからの第2打をグリーン右手前に外し、2・5メートルのパットを残すと、これを決めきれずボギーとなった。最終18番は12メートルから3パットで連続ボギーとなった。

 松山は21年大会でマスターズを初制覇すると、一昨年は14位、昨年は16位。今年は2月のジェネシス招待で2年ぶりに優勝を果たした。今季9戦でトップ10が3度と好調を維持して、13度目のマスターズに乗り込んできた。「もう一回、その場所(優勝)に戻れるように頑張りたい」。8日の公式会見でこう意気込んでいた日本のエースは第2日に巻き返しを期す。

 松山英樹(ラウンド後の中継インタビューで)「風のコンディションは昨日の夜から分かっていた。どういう風にアジャストしていこうかと考えていたが、なかなかセカンドショットがうまく対応できなかった。(2、3、4番で決めきれず流れに乗れなかった?)そこら辺で、他のホールも入れたいパットをことごとく外してしまったので、そこがもったいなかった。そんなに悪いパットもしていなかったので、ライン読みとグリーンのスピードを明日までにしっかり対応できるように。(雨の影響でグリーンが変わった?)最初の何ホールかはそう思ったけど、後半は風が吹いていたので関係なかった。(明日への調整について)時間があるので、ショットを少しと、パッティングをメインにしたい。明日で終わらないように頑張ります」

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