平田憲聖が61のビッグスコアで暫定トップ浮上 「ププ」と「ビビ」との3週ぶり再会が癒やしに


平田憲聖の携帯電話の待ち受け画面は「ププ」と「ビビ」(カメラ・高木恵)

平田憲聖の携帯電話の待ち受け画面は「ププ」と「ビビ」(カメラ・高木恵)

◆男子プロゴルフツアー  関西オープン 第2日(17日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)

 31位で出た平田憲聖(エレコム)が9バーディー、ボギーなしの61をマークし、通算9アンダーの単独トップでホールアウトした。「途中8アンダーまで行ったときに、パー70か…と思って。その時点でベストスコアだった。本当にただただ毎ホールをこなしていった」。今季初優勝を視界に捉える快進撃で、リーダーボードを駆け上がった。

 「ショットが良かった」という一日。前半の11番で1メートル、12番で1メートル半、13番で2メートルを決めて3連続バーディーを奪って一気に加速した。「インでしっかり伸ばして、アウトで耐えようと思ってスタートした。インで予想より伸ばせたので、アウトも安全にというよりは攻めた」。8番はピンまで10メートルのカラーから沈めてパーをセーブし「あれは大きかった」と振り返った。

 ゴルフから離れて気分転換をはかる時間も大切にしている。愛犬のミニチュアシュナウザー「ププ」と「ビビ」が癒やしの存在だ。前週のバイ・ザ・プレーヤーズ後に、3週間ぶりに大阪の実家に帰り再会を果たした。「久しぶりすぎたからなのか、あまり喜んでもらえなかった。ちょっと寂しかった」と言いつつも「散歩にも行くし、ドッグランにも行く。その時間はゴルフを忘れてリフレッシュできる」と笑顔になった。

 大阪出身の平田にとって、関西オープンは特別な大会の一つだ。「アマチュアのときから出させてもらっている。勝ちたいという思いは関西人として強い。優勝できたら最高」。昨年の日本プロ選手権以来となる通算3勝目へ、地元の声援を力に週末を戦う。

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