52歳横田真一「体はひからびているけど粘り気を出して」 13年222日ぶり史上最長ブランクVへ


18番、2打目をバンカーから放つ横田真一(カメラ・谷口 健二)

18番、2打目をバンカーから放つ横田真一(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー  関西オープン 第2日(17日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)

 1打差4位で出た52歳の横田真一が前半13番パー3でのホールインワンを含む1イーグル、2バーディー、2ボギーの68で回り、通算5アンダーの上位でホールアウトした。午前組を終えてトップとは4打差。「ほぼほぼ完璧かな。予選通過で十分満足している。猛烈に超楽しい。どうせダメだと思っていたから。誰にも期待されていないし」と笑顔がはじけた。

 2009年三菱ダイヤモンドカップ最終ラウンド4番以来15年ぶり5度目のエースを達成。7アイアンでの第1打は手前エッジに落ち、スライスラインを描いてカップに落ちた。「けっこうね、俺は慣れているんです。(人生で)もう10回以上やっているから」と胸を張った。日本ツアーでの最年長達成者は尾崎将司で、57歳134日(04年JCBクラシック仙台、最終ラウンド17番)。50歳以上では横田が12例目(10人目)で、52歳101日は9番目の年長記録だった。

 2010年キヤノンオープン以来となる13年222日ぶりの史上最長ブランク優勝が見える位置で週末を迎える。「体はひからびているけど、粘り気を出してくらいついていきたい」。52歳103日の横田が優勝すれば、年長記録保持者としては3番目になる。

 ▼年長優勝記録保持者5傑

 〈1〉尾崎将司 55歳241日(2002年全日空オープン)

 〈2〉杉原輝雄 53歳178日(1990年大京オープン)

 〈3〉中嶋常幸 52歳23日(2006年三井住友VISA太平洋マスターズ)

 〈4〉プラヤド・マークセン 50歳358日(2017年SMBCシンガポールオープン)

 〈5〉谷口徹 50歳92日(2018年日本プロ選手権)

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