◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第2日(17日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
4位から出た52歳の横田真一(ELPA)が15年ぶり5度目のホールインワンを達成して68をマークし、通算5アンダーで首位と4打差の4位で決勝ラウンドに進出した。2010年10月のキヤノンオープン以来となる13年222日のツアー史上最長ブランク優勝へ、泥臭く食らいつく。通算2勝の平田憲聖(23)=エレコム=が大会記録に並ぶ61で回り、9アンダーの単独トップに浮上した。
両手に残った完璧な感触とともに、横田は打球を見送った。13番パー3。7アイアンでの第1打はグリーン手前エッジに落ち、スライスラインを描いてカップへ。「けっこうね、俺は慣れているんです。(人生で)もう10回以上やっているから」。舞い上がることなく、連日の60台につなげた。
4位の好位置で22年9月以来の決勝ラウンド進出を果たした。「予選通過で十分満足している。猛烈に超楽しい。どうせダメだと思っていたから。誰にも期待されていないし」と笑った。
長谷川勝治の13年82日を上回る13年222日ぶりの史上最長ブランク優勝が見える位置で、週末を迎える。自身2勝目となった10年のキヤノンオープンも13年19日ぶりに迎えた歓喜だった。「体は干からびているけど、粘り気を出して食らいついていきたい」。期せずして巡ってきた13年に一度の好機を、見逃すわけにはいかない。(高木 恵)