蝉川泰果が結婚後初優勝 「私が笑っていなかったらあかん」支えてくれた妻・久保葵と歓喜の抱擁


妻・葵さん(左)と記念撮影する蝉川泰果

妻・葵さん(左)と記念撮影する蝉川泰果

◆男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(8日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71)

 3位で出た蝉川泰果(アース製薬)が通算10アンダーで並んだ堀川未来夢(Wave Energy)とのプレーオフを1ホール目で制し、1年半ぶりの5勝目を挙げ、史上最年少のメジャー3冠を達成した。タレントの久保葵と昨年11月に結婚後、初のツアー優勝を飾った。

 葵さんは泣きながら「よく頑張ったね」と声をかけた。抱き合い喜びを分かち合うと、蝉川は「恥ずかしい」つぶやいた。葵さんは「恥ずかしがり屋なんで。でも『はやくうれし涙を流させたい』ってずっと言っていたから。泣かんとこうって思ったけど、さすがにしびれました」と笑顔で歓喜の瞬間を振り返った。

 昨年7月の日本プロ選手権から全試合帯同し、サポートしてきた。今年3月に左肋骨3本の疲労骨折と診断され、5月の中日クラウンズで復帰したばかり。「いつも笑ってくれていたらいい」と蝉川に言われている。痛みの原因が分からずに病院を回って歩いた期間も、明るく励まし続けた。「常にポジティブでいようって思っています。『ずっと笑顔でいてほしい』って言われているので。私が笑っていなかったらあかんなって」

 「初日からすごい安定していたので、今週いけるんちゃうかなって正直思っていたんです。主人が今朝、すっごい緊張していて。ホテルからコースまでの道中全然喋らなくて。なんて声をかけてあげたらいいのかなって。でもいつも通り、『絶対大丈夫やで』って言って送り出しました。すごくいい表情をしていたので。すごい集中していのたで、信じていました」と幸せをかみしめた。

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