都玲華 終盤チャージで今季3度目のトップ10 「後半は玲華じゃない人がやっていたのかも(笑)」


2番ティーショットを放つ都玲華。通算9アンダーでホールアウトした(カメラ・今西 淳)

2番ティーショットを放つ都玲華。通算9アンダーでホールアウトした(カメラ・今西 淳)

◇女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72 最終日(17日、長野・軽井沢72G北C=6625ヤード、パー72)

 22位から出たルーキーの都玲華(大東建託)が5バーディー、1ボギーの68で回り通算9アンダーの8位フィニッシュ。ワールドレディスサロンパスカップの8位、明治安田レディスの6位に続く今季3度目のトップ10フィニッシュを飾った。

 風が吹いた最終日に、後半に4つ伸ばすチャージを見せた。「後半は誰か玲華じゃない人がやっていたのかもしれない」と笑顔でおどけた。14番で1メートル半の下り、15番で5メートルの上りスライス、16番パー5は2オンを狙い、グリーン横から寄せて3連続バーディーを奪った。最終18番では6メートルの下りのスライスラインを沈めてスコアを伸ばし、ギャラリーの大歓声を浴びた。

 ルーキーとして初めて味わう長いシーズンも、都は前向きに戦っている。「楽しくて疲れもあまり感じない。月曜日にしっかり休んで調整しながらやっている。予選もずっと通れている。ドライバーは良くなってきたけど、毎ラウンドのように3パットがある。課題はそこ。ロングパットのタッチ」と明確なテーマを掲げた。

 初日は穴井詩、神谷そらの飛ばし屋2人と同組だった。「やばいです。距離が半端ない。音も違うし、弾道を追えないくらい」と目を見開いた。神谷は3番ウッドで都のドライバーショットを超えていった。「やっぱり飛距離はアドバンテージだなって。勉強になった」と声を弾ませた。

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