
尾崎将司さん
23日に死去した男子ゴルフの尾崎将司さん(享年78)の追悼セレモニーが来季ツアーの国内開幕戦、東建ホームメイトカップ(4月9~12日、三重・東建多度CC)で行われる方向であることが25日、分かった。「ジャンボ」の愛称で親しまれた尾崎さんは国内最多のプロ通算113勝(うちツアー94勝)を挙げ、歴代最多12度の賞金王に輝いた。ツアー関係者は「ジャンボさんの功績を称え、感謝を伝える場になるでは」と明かした。
過去には2012年開幕戦のプロアマ戦スタート前に、前年12月に亡くなった杉原輝雄さん(享年74)を追悼したことがあった。当時、選手会を代表してマイクの前に立ったのが尾崎さんだった。親しみを込め「小さい体で最後までジャンボ尾崎に戦いを挑んできたおっさん。感謝という言葉が何より好きだったおっさん」と語り、石川遼らとともにスモークボールでティーショットを放った。
東建ホームメイトカップは尾崎さんが97、99年に制した思い入れのあるトーナメントでもある。コースでのセレモニーに、大勢のプロが集うことになりそうだ。日本ゴルフツアー機構(JGTO)は今後、特別表彰についても検討していく。

