
松原柊亜
女子ゴルフで昨年11月のプロテストに合格した19歳の松原柊亜(しゅあ、フリー)が20日開幕のVポイント×SMBCレディス(千葉・紫CCすみれC)に主催者推薦で出場し、プロデビューする。中学3年時に全国優勝するなど、ジュニア時代から活躍してきた注目ルーキー。幼少期から支えてもらい、24年末に亡くなった最愛の父に吉報を届けるため、プロの舞台で飛躍を目指す。(取材・構成=星野浩司)
栃木県出身の注目ルーキー・松原がプロデビュー戦を迎える。
「ワクワクします。少しでも上位にいけるように頑張ります。レギュラーツアーは前半戦で推薦とマンデートーナメント出場があるので、リランキング突破を目指す。今年は主戦場の(下部)ステップ・アップ・ツアーで優勝したい」
中3時に全国優勝するなどジュニア時代から活躍。だが、24年に初挑戦したプロテストで不合格後、父のがんが発覚し、2か月足らずで他界した。
「すごくつらくて、3か月くらいクラブを握れなかったです。小さい頃からずっとゴルフをさせてくれてありがとうという感謝と、最後まで諦めないでプレーしようと改めて思いました。父が言っていた『また一緒に回りたいと思われる選手になろう』という言葉を大事にプレーしていきます」
昨年11月の最終プロテスト。初日は67で3位発進し、2日目以降はスコアを落としたが、15位で合格した。
「もともと緊張しないタイプだけど、最終日だけ緊張した。終わった時はうれしいより、やっと終わった…とホッとしました。合格しておいて良かった。また次の年の4日間に向けてやりたくない。めっちゃうれしかった」
プロテストと同じ11月の30日が19歳の誕生日だったこともあり、自身にお祝いのプレゼントを購入した。
「プロテスト合格と誕生日のごほうびで、ディオールのネックレスを自分に買いました。8万円くらい。こんなに大きな買い物は初めてだから、めっちゃ悩んだけど、夏からずっとほしかったんです。これからも優勝した時のごほうびは決めてやっていきたい。物欲めっちゃあります。優勝したらコレを買いたい…と決めてモチベーションにしていきます」
今オフはタイで合宿し、アプローチを重点的に強化した。
「ずっと苦手で、グリーン外した時のボギーの確率が高かった。グリーン周りのアプローチを多く練習した。ティーショットやアイアンショットは自信があるので、ショートゲームが良くなればよりスコアが良くなると思う」
憧れの選手には、ツアー4勝の河本結(リコー)を挙げる。
「ビジュアル、ゴルフのスイング、ファンの対応も全部好き! 1回目のプロテストの時に、私が結さんのYouTubeを見てルーチンをマネしてることを書いてもらった記事を結さんがインスタグラムのストーリーズであげてくれた。去年のアクサ(レディス宮崎)に出た時に練習ラウンドで一緒に回って、ごはんも行きました。結さんはすごいたくさん本を読んでいて、ゴルフに対してすごく真面目。私も見習って、ゴルフに全力で取り組んでいきたいです」
◆松原 柊亜(まつばら・しゅあ)2006年11月30日、栃木県鹿沼市出身。19歳。父の影響で3歳からゴルフを始める。千葉・松戸二中3年時の21年に全国中学校選手権、日本ウェルネス高2年時の22年に関東高校選手権で優勝。日本ウェルネススポーツ大に進み、昨年11月に2度目の挑戦でプロテストに合格。QTランク56位。平均飛距離は250ヤード。得意クラブは50度ウェッジ。好きな歌手はAK―69。趣味はガチャガチャ。164センチ。

