国内男子ゴルフツアーが27年シーズンから大変革 日本ゴルフツアー機構が日本産業推進機構と契約 巨額資金を投じてツアー活性化策を実施へ  


新組織設立の記者会見の冒頭であいさつする日本ゴルフツアー機構・諸星裕会長(中央) (カメラ・堺 恒志)

新組織設立の記者会見の冒頭であいさつする日本ゴルフツアー機構・諸星裕会長(中央) (カメラ・堺 恒志)

 国内男子ゴルフツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は26日、都内で会見し、日系投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK)と契約を結び、新会社を設立することを発表した。

 JGTOとNSSKは3月17日付で新会社「株式会社ジャパン・プロゴルフツアー(J―Tour)」を設立。2027年からJGTOが持つツアーの管理、運営に関する業務・事業を移管する。巨額の資金を投入し、選手の栄養管理や下部ツアーのプレーフィーの無料化など競技力向上のサポート、スポンサーの紹介、各種費用の補助など、若手選手の育成やツアーの活性化を進める。

 また、来季27年ツアーの冠スポンサーとして「みずほフィナンシャルグループ」と契約することも決定。さらなる収入源の柱として、現在は減少傾向にあるテレビの地上波中継を全試合で行うことを目指し、インターネット配信で全試合をライブ中継する構想も進めていく。

 国内男子ツアーは青木功、尾崎将司さん、中嶋常幸の「AON」が一時代を築いた1980~90年代は、82年の46試合を筆頭に常に40試合以上開催されていた。だが、バブル崩壊後以降はスポンサーが撤退して徐々に減少し、今季は22試合となった。今季37試合を開催する国内女子ツアーに人気や興業面で差をつけられている中、27年から大きな変革を迎える。

 新会社については約1年間をかけて準備を進めてきた。JGTOの諸星裕会長は「今回の新体制構築は、日本男子ゴルフが更なる発展を遂げるための重要な戦略的決断です。J―Tourという強力な事業パートナーを得ることで、我々は競技の質の追求と選手育成に専念できる体制が整いました。官民、そして経済界との連携を深め、ゴルフを通じた社会への価値貢献を最大化してまいります」とコメントした。

 NSSKの津坂純代表取締役は「日本男子プロゴルフには、世界に伍するポテンシャルがあると確しております。私共NSSKは、投資および経営管理のプロフェッショナルとして、J―Tour への徹底的な関与とガバナンスの構築をコミットいたします。ステークホルダーの皆様に頼され、持続的な経済循環を生み出すツアー構造の実現に邁進してまいります」とコメントを寄せた。

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