
ホールアウトし笑顔を見せる桑木。通算10アンダーで首位に立った(カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー▽Sky RKBレディス第2日(16日、福岡・福岡雷山GC、6490ヤード、パー72)
7位で出た桑木志帆(23)=大和ハウス工業=が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、通算10アンダーで高野愛姫(21)=富士住建=と並ぶ首位に浮上した。24年JLPGAツアー選手権リコーカップ以来の通算4勝目で世界ランクをアップさせ、海外メジャー、全米女子オープン(6月4~7日、米カリフォルニア州リビエラCC)の出場権もつかみ取る。
ほどよい満足感を漂わせて、桑木がホールアウトした。「昨日も後半に伸ばせなかったけど、いいイメージがない中でパー5は取れた」。ボギーなしの66で首位浮上。昨年つかめなかった通算4勝目が大きく近づき、笑みを浮かべた。1番パー4で第2打をピン手前1・5メートルにつけてバーディー先行。2、3番でも伸ばし、あっという間にトップ集団に加わった。
好調の要因は、今季開幕戦から使用しているデータの専用アプリだ。各ショットや距離や番手、結果を入力。パットの距離は10センチ単位で記録するほど細かく、コーチと分析していると傾向や苦手な項目が鮮明に分かるという。2月のオーストラリア合宿で現地のコーチから勧められたそうで「ショットが安定して大崩れがなくなった。バーディーパットが打てているし、再現性が高くなっている」と絶大な効果を感じている。
以前から海外志向が強い23歳は「全米女子オープン出場」を上半期の大目標に掲げる。今月25日付の世界ランクで75位以内に入っている必要があり、桑木は現在79位。国内ツアーの優勝ポイントを加算すれば“当確”となるだけに、今週はビッグチャンスだ。「優勝したいし、優勝できたら必然的に…」と力が入る。
昨年56位に終わった全米女子オープンを目指す理由は、開催地のリビエラCCだ。過去に米男子ツアー観戦のために訪れ、世界の名だたるビッグネームを目にして、自分もプレーしたい思いを抱くようになった。同コースは28年ロサンゼルス五輪の開催会場にも決まっている。「グリーンに目があって、思ったより切れたり切れなかったりするけど、ショートパットは強気に打つ」。最終日も序盤から突っ走り、約1年半ぶりのVと全米切符をダブルでつかむ。(吉村 達)
◆桑木 志帆(くわき・しほ)2003年1月29日、岡山市出身。23歳。4歳でゴルフを始め、小学生時代からジュニア大会で優勝多数。21年にプロテストを一発合格し、新人戦加賀電子カップV。24年資生堂レディスでツアー初優勝。同年ツアー選手権リコーカップでメジャー初制覇。163センチ。

