【男子ゴルフ】44歳苦労人、内藤寛太郎が涙の初優勝 福島県勢初V「苦しかったけど諦めないで続けてきてよかった」尾崎将司超え大会新25アンダー、プロ転向から苦節20年の快挙


内藤寛太郎

内藤寛太郎

◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 最終日(20日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)

 プロ20年目の44歳、内藤寛太郎(ロピア)が8バーディー、2ボギーの66で回って通算25アンダーで逃げ切り、福島県出身者で初のツアー優勝を果たした。1994年に尾崎将司、2024年に岩崎亜久竜が記録した20アンダーの大会記録を塗り替えた。44歳123日での初優勝は年長5位。優勝者を輩出していない都道府県は青森、富山、福井、鳥取、島根、岡山、大分の7県になった。

 初の最終日最終組の重圧に負けず、内藤は淡々とプレーを続けた。2番でバーディーを先行させると、4番は2打目を約2メートルにつけた。5番パー5はグリーン右からのアプローチをミスし、グリーンをショートしたが、チップインバーディーを奪い2ホール連続でスコアを伸ばした。16番でも2メートル半を決めきり連続バーディー。後続に5打の大差をつけて最終ホールを迎えていた。歓喜の瞬間を迎えると涙。「今まで本当に苦しかったけど、諦めないでゴルフを続けてきてよかった」とかみ締めた。

 3週前にパターをオデッセイ「タートル」のゼロトルク設計のモデルに変えてからパットが好調。以前まで「引っかけるミスが多く、あまり自信を持ってストロークできていなかった」と抱えていた悩みが解消。この日も2メートル前後のパーパットを何度も決めた。「せっかくいい位置にいるので、このチャンスを生かせるように頑張りたい」と臨んだ最後の18ホールを堂々と戦い抜き、悲願の1勝に到達した。

 ◆内藤 寛太郎(ないとう・ひろたろう) 1982年5月20日、福島・郡山市生まれ。44歳。14歳でゴルフを始める。東北福祉大卒業後、栃木県内のゴルフ場で研修生に。その後、福島県の「ゴルフショップエーコー」で働きながら練習を重ね、2006年にプロ転向。07年からツアー本格参戦。08年の下部ツアー「静ヒルズトミーカップ」で初出場初優勝。172センチ、77キロ。

最新のカテゴリー記事