
18番、チップインバーディーを決めた桑木(カメラ・横尾 紗知)
◆女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本女子オープン 第3日(3日、兵庫・宝塚GC旧C=6185ヤード、パー70)
前週覇者でツアー6勝の桑木志帆(23)=大和ハウス工業=が3位で出て6バーディー、1ボギーでこの日最少の65をマークし、通算9アンダーで単独首位に浮上した。2週連続V、24年JLPGAツアー選手権リコー杯に続く国内メジャー2冠、日本人3人目となる海外&国内メジャーの同一年制覇に王手をかけた。永久シード獲得の30勝目を狙う申ジエ(38)=韓国=が67で7アンダーの2位。
今季最多、8763人が集まった観客の大歓声を全身で浴びた。最終18番パー4。ピンまで24ヤード。桑木がウェッジで狙った第3打は下りのスライスラインを転がってカップに消え、チップインバーディー締め。右拳をグッと握り「完璧だった。めっちゃ震えた。めっちゃ気持ちいい」と満面の笑みがはじけた。
4打差の3位で出ると、リーダーボードを「ガン見」してプレー。12番で3・5メートルを沈め、14、15番の連続バーディーで単独首位に浮上。パー3が異例の6ホールあり、不規則な風の影響で何度もプレーを待たされたが「海外メジャーを経験しているので、すんなりやれた」。AIG全英女子オープンを制した小田亨キャディーと世間話で緊張を和らげ、後半に4つ伸ばす猛チャージで沸かせた。
第2ラウンド後、ジムで体の可動域を広げるストレッチを1時間行い「体が整えられた」と状態は良好だ。日本勢では77年の樋口久子、19年の渋野日向子に続く3人目の国内外メジャーの同一年優勝に王手。桑木は「このコースの2打差はあってないようなもの。自分らしく戦い抜きたい」。隣県の地元・岡山から駆けつけた大応援団の声援を力に、また一つ快挙を成し遂げる。(星野 浩司)

