
優勝を決めて小平智(左)と抱き合う岩田寛(カメラ・今西 淳)
◆男子プロゴルフツアー ドラッグストア・コスモスカップ 最終日(4日、静岡・グランフィールズCC=7156ヤード、パー70)
5打差の単独首位で出た45歳、岩田寛(JCRファーマ)が1打差で逃げ切り、6月のBMW日本ツアー選手権森ビル杯に続く今季2勝目、通算9勝目を果たした。3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72で通算13アンダー。新規大会の初代王者に輝き、今季ツアー初の複数回優勝を飾った。
強風の中、勝亦悠斗(コヤマ・ミライエ)、木下稜介(AKRacing)と最終組でスタート。3番で全員が3パットのボギーを喫する重苦しい雰囲気を、5番パー5で打破した。ピン右奧2~3メートルのフックラインのバーディーパットを沈めると、7番パー3は10メートル近いスライスラインをねじ込んだ。
後半は一転、暗雲が垂れ込めた。ティーショットが乱れる場面が増え、左に曲げた13番でボギー、右に曲げた15番はダブルボギー。勝亦に2打差まで詰められ、上がり3ホールへ突入。17番で3パットのボギーを喫し、1打差で最終ホールを迎えたが振り切った。
宮里聖志による優勝インタビューで「疲れました。大量リードっていうのが初めてだったので、今日どうなるか分からなくて、とりあえず追いつかれるまでこのままでいいやと思って」と最終日の心境を吐露した。
1打差で迎えた18番で勝亦が6メートルのバーディーパットを先にねじ込んだ。岩田も3メートル近いチャンスを沈め返して決着をつけた。「勝亦くんのパットが入って、何してんのと思った」と会場の笑いを誘いつつ「でも僕はラインが決まっていたので普通に打ちました」。動じることなくウィニングパットを決めた。
岩田は9勝中7勝が40代で挙げたもの。45歳以上の年間複数回優勝は杉原輝雄、青木功、尾崎将司、中嶋常幸、尾崎直道、藤田寛之以来となるツアー史上7人目の快挙に「恐れ多い。まだまだ足元にも及んでいない」と首を振った。次週は日本開催の米ツアー、ベイカレント・クラシック(8~11日、横浜CC)に参戦する。

