
1番、ティーショットを放つ時松源蔵 (カメラ・豊田 秀一)
◆男子プロゴルフツアー ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2026 第1日(5日、兵庫・三木GC=7004ヤード、パー71)
ツアー通算3勝の時松源蔵(ロピア)が7バーディー、1ボギーの6アンダー65で回り、トップと4打差の2位につけた。「あまり覚えていない。必死にやるだけ」。同じスコアだった同組のルーキー、小田祥平に引っ張られるように、ホスト大会で好スタートを切った。
コロナ禍の2020―21年シーズンに、選手会長としてツアーのために奔走した33歳は、23年まで7季連続で守っていたシードを24年に喪失。今も苦戦を強いられている。今季は出場12試合で予選落ちが7度で、ポイントランキングは106位に沈んでいる。
「今年に限らず、下しか見ていない状況。そこからどうやって抜け出せるかを毎日毎日考えながらやっているけど、なかなかうまくいかない。若い子がどんどん出てくるし、不安を募らせながらの日々」と苦しい胸の内を吐露し、「ケガもないので言い訳もできない。メンタルが多少ケガしているかな」と自嘲気味に笑った。
主催のACNと2024年2月からスポンサー契約を結んでいる。「どん底に落ちてもサポートしていただけている感謝を、いつも以上に忘れずにと思っていた」と口にした。同社の藤岡義久代表取締役会長からは「ゲンちゃん、そろそろ、クビやで。いいかげん頑張ってくれや」と冗談半分の猛ゲキを受けている。
この日は午前7字50分に、インコースの第2組からスタートした。「早いからゲンちゃんは見にいかへんで」と藤岡代表から宣言を受けていたが、3アンダーで折り返した後半の1番で姿を見つけた。「『どうしたんや』みたいな顔で見ていただけたのでよかった。クビにならずに、またサポートしていただくためには爪痕を残すしかない。あと3日あるので、途切れないように一日一日大事にやるだけ」。感謝の思いを力に、4日間を走り抜く。

