イ・ボミ、連続MVP6冠!最終戦9位もバーディー締め


優勝したキム・ハヌル(右)、笠りつ子(中)とスマホで記念撮影するイ・ボミ

優勝したキム・ハヌル(右)、笠りつ子(中)とスマホで記念撮影するイ・ボミ

 ◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦 LPGAツアー選手権リコー杯最終日(27日・宮崎CC=6448ヤード、パー72)

 2年連続賞金女王のイ・ボミ(28)=延田グループ=は68で通算2アンダーの9位。女子ツアーの年間最少ストローク記録を更新し、2年連続で「メルセデス最優秀選手賞」を受賞。昨年に引き続き同賞も含めた6冠を獲得した。韓国のキム・ハヌル(27)=HITE JINRO=が通算9アンダーでメジャー初制覇。1打差2位は成田美寿々(24)=オンワードHD=だった。

 女王にふさわしいラストだった。雨中の最終18番。約3メートルのバーディーパットを決めたボミは、拍手を浴びた。ツアー今季最終ラウンドで「ボギーがないのはいいこと」と白い歯を見せた。

 部門別ランクでも圧巻の成績を残した。2年連続で賞金女王と最優秀選手賞。ツアー記録を更新した平均ストロークに加え、パーセーブ率、パーオン率、リカバリー率と合計6冠を達成した。「来年は全てちょっとずつ上げたい」。パーセーブ率など3部門で昨年の成績を上回ったが、満足できない。

 7月の全米女子オープンなど、海外での試合にも積極的に出場。全米女子では予選落ちしたが「米国での経験があったから良かった」と難コースを経験し、小技の引き出しが増えた。

 今年も華々しい締めくくりとはいえ、課題も残る。メジャーでは13年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯を最後に、3年も勝利がない。「もっともっと準備して、メジャーで勝てるようにしたい」。オフも努力を続け、2017年を集大成の年にする。(高橋 宏磁)

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