◆米男子プロゴルフツアーSBSチャンピオンズ第2日(6日、米ハワイ州カパルア・プランテーションC)
7位から出た松山英樹(24)=LEXUS=は7バーディー、1ダブルボギーの68で回り、通算9アンダーで首位と3打差の6位に浮上した。好調なアイアンショットに加え課題だったショートゲームも修正。プロ転向後初となる新年初戦での2日連続60台を記録した。ジャスティン・トーマス(23)とライアン・ムーア(34)=ともに米国=が通算12アンダーで首位。
南国の強い日差しを浴びながら、松山が好調なアイアンショットで7バーディーを量産した。「伸ばせて良かった。この位置にいられるのは悪くない」。首位と3打差の6位と順位を上げ、明るい表情を見せた。
3番から3連続で3メートルのバーディーパットを沈め、8番パー3では1打目をグリーンの傾斜を利用して1メートルに寄せた。9番も取り一時は首位に並んだ。約1か月ぶりの試合で初日はショートゲームを課題に挙げていたが、連日の居残り練習で「寄せはだいぶ良くなった」と手応えをつかんだ。
唯一の判断ミスは17番のダブルボギー。左ラフ残り247ヤードからの第2打。5アイアンでグリーンを狙ったが届かず、ボールは茂みに消え「状況判断ができていなかった」と反省した。それでも、上位10選手で最も格上なのが世界ランク6位の松山。伸ばし合いの展開の中「あとは5メートルくらいのパットが入ってくれれば流れが良くなる」と追撃を期した。