◆米男子プロゴルフツアー 世界選手権シリーズ デル・マッチプレー第3日(24日、米テキサス州オースティンCC)
10年ぶり2度目の夢舞台への熱い思いが、38歳を突き動かした。谷原は序盤から猛チャージ。3番で残り127ヤードの第2打を1メートルにつけて先行すると、パー3の4番は1・5メートル、5番は1メートル強、パー5の6番は2打でグリーン手前まで運んで4連続バーディー。好ショットを連発し、8番で3アップと主導権を握った。日本人対決を制しての16強入りに「まずは1次リーグを突破できて良かった」と安どの表情を浮かべた。
26日付の世界ランク50位以内で、マスターズ切符を獲得するためには8強以上が最低条件。ケーシーは欧州13勝で世界ランク16位の難敵だが「最後(決勝)までいけるくらいの気持ちでやれれば」。日本屈指のパット巧者は、ラストチャンスで全力を振り絞る。