女子プロゴルフツアーのスタジオアリス女子オープン(報知新聞社共催)は7日から3日間、兵庫・花屋敷GCよかわC(6293ヤード、パー72)で行われる。松山英樹と同じ東北福祉大出身の佐伯三貴(32)=大和ハウス工業=は6日、プロアマ戦で最終調整。“弟分”がマスターズで日本人初優勝の偉業に挑むため「(深夜、早朝のテレビ観戦で)寝不足になる。(ラウンド中は)キャディーに寝ながら残り距離を聞きそう」と寝不足覚悟で見守るつもりだ。
1月のハワイ合宿では米ツアーのソニーオープンを控えた松山とラウンド。同大出身選手で男女にチーム分けし、女子が勝利したため松山にステーキをおごってもらった。翌週にラウンドした際は「わざと負けて自信をつけさせた」と、2月のフェニックス・オープン優勝を“アシスト”した。「ミスがミスじゃない。レベルが上がっていた」と後輩の成長を喜んだ。
今大会に出場しながらマスターズを観戦する女子プロは珍しいが、佐伯にとっては恒例行事。自身は12年に制した大会で約4年ぶりの通算8勝目を目指すが「調子が悪いのでゆっくりいきたい」とマイペースで臨む。(浜田 洋平)