◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 第146回全英オープン第2日(21日・英ロイヤルバークデールGC=7156ヤード、パー70)
刻一刻と変わる天気の下、予選ラウンドが終了した。12位で出た松山英樹(25)=LEXUS=は4バーディー、24ボギー、1ダブルボギーの2オーバー、72で通算イーブンパーの10位へ浮上した。6アンダーで単独首位に立ったメジャー2勝のジョーダン・スピース(23)=米国=とは6打差に開いたが、日本男子悲願のメジャー初制覇が狙える位置で折り返した。
昨季の日本ツアー賞金王・池田勇太(31)=フリー=は79と崩れ、10オーバーの128位で予選落ち。82と崩れた今季日本ツアー賞金ランク1位の宮里優作(37)=フリー=、75だった谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=とともに、12オーバーの137位で予選落ちとなった。
午後3時10分にティーオフした松山は6番でボギーが先行。続く7番でアイアンで左下1メートルにつけてバーディーを取り返すと、8番もアイアンでの第2打を右下3メートルにつけて伸ばした。しかし、フェアウェーキープ、パーオンを逃した10番、11番と連続ボギー。13番はドライバーショットを右ラフに曲げてボギー。14番はアイアンでピン上2メートルを刺してバーディー。16番は8メートルを沈めて伸ばした。17番は第2打を左のギャラリーウェーの外のブッシュへと打ち込み、ダブルボギーとした。
断続的に雨が降り、秒速10メートル以上の強風が吹き抜けた。そんな過酷な条件下でスコアは2つ落としたが、順位は2つ上げて10位となった。風雨の中で我慢のラウンドとなった松山は「しんどかったです。(この天候での72は)微妙ですね。良かったと言えば良かったですし、もう少しできたかなっていう感じもありますけど。(首位と6打差の10位は)悪い位置じゃないのでいいかなと思います。(決勝ラウンドでの残り2日間)今のトップの6アンダーはなかなか落ちてこないのかなと思うのでしっかりと4アンダー、5アンダーくらいを目指していけたらと思う」とうなずいた。