ボミ、最終日66の猛チャージで通算8アンダーに伸ばす 2年連続女王が復調した理由とは?…NEC軽井沢72


ピンクのスカートをなびかせて10番ティーショットするイ・ボミ

ピンクのスカートをなびかせて10番ティーショットするイ・ボミ

 ◆女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72最終日(13日、長野・NEC軽井沢72G北C=6655ヤード、パー72)

 最終組が10番までのプレーを終えた。賞金ランク1位で韓国のキム・ハヌルが2つスコアを伸ばして通算13アンダーとし、2位に1打差をつけて首位を走っている。ハヌルと並び首位でスタートした比嘉真美子は4番でボギーが先行したが、9、10番で取り戻して通算12アンダー。辻梨恵が通算10アンダーで、11番までを終えた大山志保と並び3打差3位につけている。

 31位から出た2年連続賞金女王で韓国のイ・ボミが66の猛チャージで通算8アンダー。ホールアウトした時点では首位と5打差の6位につけた。

 ボミは出だしの1番で、2打目を7アイアンで2メートルにつけてバーディー。その後も好調なショットを生かして合計6つのバーディーを奪った。

 ショットが復調したのは理由がある。前週、今週と2週連続で日本女子プロゴルフ協会の樋口久子前会長と、プロアマ戦で同組で回った。スイングの細かな部分で悩んでいることを樋口前会長に相談すると「シンプルイズベストよ」と助言されたという。

 今季、3月の開幕戦で3位に入った後は一度も5位以内に入っていない。不調が続いた結果、スイングのチェックポイントも増えていった。「手首の角度とかいろいろ。スイングのリズムも早いし、いい時のスイングと全然違う」と悩み続けた。

 ただ、樋口前会長の一言で吹っ切れた。「体重を右に乗せて(体が)回ることだけを意識した。シンプルがいいですね。ショットが良くなった」とボミ。樋口前会長の金言に感謝しきりで「プロアマ戦が終わった後には樋口さんに『優勝したら賞金の10%をお渡しします』と冗談で言ったんです」と明かした。

 21日には29歳の誕生日を迎える。「30歳になるまでには彼氏が欲しい」と笑いながら話していた。

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