石川遼、ホスト大会で復活の第一歩「結果で恩返ししたい」


プロアマ戦に参加、13番で膝を折り曲げ木の根元からショットを放つ石川遼

プロアマ戦に参加、13番で膝を折り曲げ木の根元からショットを放つ石川遼

 男子プロゴルフツアーのマイナビABC選手権は26日から4日間、兵庫・ABCGCで行われる。ホストプロの石川遼(26)=カシオ=は25日、プロアマ戦で最終調整。不振のドライバーショットについて、「少し向上してきている。そこは楽しみ」。今季国内では2戦連続予選落ちだが、プロ初優勝した原点の大会で“三度目の正直”の復調を狙う。

 ドライバーの確かな感覚を取り戻したい。「最近で一番よかった」と語るのが、優勝した15年日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)だ。ドライバーを振り切る攻撃ゴルフで2位に5打差の圧勝。今週からロフト角を10・5度から9・5度に調整し、「手応えを得た時に優勝争いを」と復調を優先するつもりだ。

 08年大会では、プロとしてツアー最年少記録の17歳46日で優勝。過去5度の出場で全てトップ10入りしたスポンサー契約を結ぶ大会へ。「結果で恩返ししたい。その気持ちが心の底で沸き上がっている」。わらにもすがる思い―。かすかな光明から復活を目指す。(浜田 洋平)

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