日本アマ2位・中島啓太、7位浮上「Vチャンスある」 丸山茂樹の長男・奨王は体調崩し19位後退


体調を崩し19位へ後退した丸山奨王

体調を崩し19位へ後退した丸山奨王

 ◆男子ゴルフアジア・パシフィック・アマチュア選手権 第3日(28日、ニュージーランド・ロイヤルウェリントンGC=6845ヤード、パー71)

 第3ラウンドを終えた日本代表6選手の声。

 ◇初出場で日本アマ選手権2位の中島啓太(17)=代々木高2年=は6バーディー、5ボギーの71で回り、通算3アンダーの7位へ浮上。「3日目でスコアを伸ばさなきゃいけない、と気持ち的に難しいラウンドでした。明日はたくさん学んで日本に帰りたいですね。(優勝の)チャンスはあると思います。でも、この試合で簡単に優勝できるとは思っていない。(10、11年の松山英樹以来日本人2人目の優勝へ向けて最終日は)3アンダーを目標にして、ボギーやミスを少なくできたら」

 ◇日米13勝の丸山茂樹(48)の長男・奨王(しょうおう、17)=キャンベルホールスクール=は1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76で通算2オーバーの19位へ後退。「(優勝が絶望的となり)つらい一日でしたね。(ゴルフの内容は)昨日よりもひどくて。何をやっても駄目みたいな感じだったので、残念ですね。昨日の夜から体調を崩してしまって。体がダルくて薬を飲んでいました。76は、それにしても打ち過ぎですね。体調を戻して、また明日ゼロからがんばります」

 ◇2年連続2度目の出場の大西魁斗(19)=南カリフォルニア大1年=は3バーディー、3ボギーの71でまとめて2オーバーの19位。「初日と比べるとショットがよくなってきた。持ち味のアイアンの切れも出てきましたね。6番、12番、13番とティーショットをラフに入れたミスがボギーにつながった。グリーンはものすごく速くなってきましたね。今日は風がない分、ピン位置が難しかった。明日は、優勝は厳しいと思うので、トータルでアンダーパーにして終わりたいです」

 ◇初出場の塚本岳(19)=明大1年=は3バーディー、4ボギーの72で回り5オーバーの39位。「(インスタートで)12番で3パットのボギー。今日、一番やっちゃいけないと思っていたプレーで波に乗れなかった。コース的にはそんなに変わらないと思うんですが、インで3日間1つもバーディーがとれてない。明日はインでバーディーを取りたいです」

 ◇初出場の植木祥多(17)=埼玉栄高3年=は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で6オーバーの43位。「前半は3日間で一番よかったんですが17番で、キャディーがバンカー縁のラフで僕のボールに触れるアクシデントがあって。キャディーが『ボールは動いてないから大丈夫』と言っていたのでプレーを続けたんですけど、失格になったりしないかずっと不安で。続く18番は3パットボギー。折り返して2番は、ドライバーで左の池に入れてダブルボギーにしてしまって…。(ラウンド後競技員に確認して無罰となり)メンタル面で3打くらい損してしまいましたね。英語を話せるようになりたい、と思いました(笑い)」

 ◇初出場の杉原大河(17)=生光学園高3年=は3バーディー、4ボギーの72で回り、7オーバーの46位へ浮上。「(10番スタートで)12番でバーディーをとれて、前半はボギーなしで回れた。後半は難しかった。調子はよくなってきていますが、ピン位置がだいぶ振られていてマネジメントが難しかった。明日は最終日なので思い切って攻めていきたい」

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