◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス最終日(3日、新潟・ヨネックスCC=6422ヤード、パー72)
畑岡奈紗、勝みなみ、新垣比菜らを擁する“黄金世代”の一員・大里桃子(19)=フリー=が7バーディー、ボギーなしで、この日ベストスコア&ツアー自己ベストの65で回り、通算5アンダーで自己最高の6位に入った。
170センチの長身ルーキーは豪快なショットが持ち味だ。10番でバーディー発進すると、11番では第1打を右に曲げたが「(OBではなく)ぎりぎり残って」、残り145ヤードからの第2打を7アイアンで4メートルにつけて連続バーディーを奪い、12番でも伸ばして勢いに乗った。最終9番では約5メートルのバーディーでガッツポーズ締め。「リランキング(6月末の出場優先順位組み替え)もあるし、クリアしていきたかった。今日はチャンスを生かせた」。今季獲得賞金額を約458万円とし、後半戦出場権獲得にも大きく前進した。
熊本出身で、8歳から父・充さんの影響でゴルフを始め、予選会16位の資格で今季から本格参戦する。5月半ばまで6戦連続予選落ちを経験し、「(同級生に)置いてかれているな。焦りもあった」というが「(下部の)ステップアップツアーに行っても仕方ない。吹っ切れてやった」と、ここ3戦連続で予選を通るなど流れが変わった。
ジュニアの頃から注目される世代で「いい選手が多い中で、もまれている。切磋琢磨(せっさたくま)してツアーを盛り上げていきたい」とさらなる活躍を誓った。