副賞はお菓子10年分!福田真が甘~い今季初V


18番、パーパットを沈めて優勝を決め、ガッツポーズを見せる福田真未

18番、パーパットを沈めて優勝を決め、ガッツポーズを見せる福田真未

 ◆女子プロゴルフツアー北海道meijiカップ 最終日(5日、北海道・札幌国際CC島松C、6476ヤード=パー72)

 3打差の単独首位で出たプロ8年目の福田真未(26)=えんホールディングス=が5バーディー、1ボギーの68と伸ばし、大会最多記録を7年ぶりに1打塗り替える通算15アンダーで今季初優勝を飾った。

 首位で出て、一度も首位を譲ることなく逃げ切った。最終日最終組で、14年大会覇者で元世界ランク1位の申ジエ(韓国)と青木瀬令奈との対決。気負うことなくショット、パットともに安定感が光った。「朝からいい緊張感でラウンドが出来ました。落ち着いて目の前の一打に集中できていました。毎回同じルーチンとリズムで打つことを心がけました」と胸を張った。

 歓喜の涙を流した、昨年11月の伊藤園レディス以来となるツアー2勝目。「初優勝の時はずっと緊張していて、ショットも運ぶことで精いっぱいでした。今日は最後まで振れて思い切ったゴルフができました。最終組でスコアを伸ばして優勝できたので、成長できたかと思います」と福岡美人は柔らかな表情で、喜びをかみしめた。

 今年からヤマハゴルフとクラブ契約を結んだ。同社と契約する谷口徹(50)、大山志保(41)、有村智恵(30)が今季優勝。同社は契約選手で年間2ケタ優勝を目指す「ウィニング10プロジェクト」を掲げており「私も少しでも貢献したいと思っていたので、まず1勝できてよかったです」とヤマハ勢の今季4勝目を喜んだ。

 母校の沖学園高が夏の甲子園に初出場。6日の第3試合で南北海道代表の北照と対戦するが「私は北海道の地で優勝したので、2校とも頑張って欲しいですね」と苦笑いした。

 優勝の副賞は明治製品10年分。「チョコレートとか、meijiのお菓子が好きなので、すごくうれしい。色んな施設などにも寄贈したい。お菓子は感動を与えてくれます。お菓子で子供たちに感動を与えていきたい。あれ? おかしい。ゴルフか(笑い)」と天然キャラぶりも優勝会見の場で披露して、報道陣の爆笑を誘った。

 今後に向けては「この優勝が自信になって3勝目を挙げたい気持ちが一番強い。来年は海外ツアーにも出たいです」と海外メジャー初出場を目指す考えも表明した。

最新のカテゴリー記事