8月下旬のある日、石田は北の大地に下り立った。この日と翌日の二日間連続のゴルフ。いわゆる「ゴルフ合宿」である。
今回の「石田のゴルフ遊悠記」は特別編として、前編・後編の二回に分けてお送りする。
初日。新千歳空港に午前10時過ぎに着。レンタカーを借り、そのまま向かったのは北海道小樽市にある「小樽カントリー倶楽部」である。ゴルフ報知読者、ゴルフファンならご存知の方ばかりだろうが、8月下旬に女子プロゴルフの大会が開かれたばかりのコースである。
実はこの日は女子プロゴルフの大会の翌週。かなり厳しいセッティングが予想された。はたして石田は大丈夫なのか!?
OUT1番からのスタート。どこかで見たような既視感のある景色。それもそのはず。前週の女子プロゴルフ大会をゴルフネットワークの「とことん1番ホール」で見続けていたからだ。1番ホールだけは徹底的に調査済み、であったハズだが、思った以上にラフが厳しい。これはテレビ中継からはわからない。知人に「北海道のラフは絡みつくよ」と言われていたが、早くも体感することに。
OUT4番。ニアピンを設定したホール。レギュラーティーで142Yとさほど距離はないのだが、ティーグラウンドからグリーンの手前まで大きな池が広がっている。左サイドに打てば安全圏であるが、これだとニアピンはまったく狙えない。石田は目をつぶって(実際にはつぶらないが)打つ。ナイスオン。ピンまでは5メートル以上を残したが、ニアピン獲得!前回のゴルフからニアピンが続いていて嬉しい。
この日はスループレー。11時半過ぎに小樽カントリー倶楽部についてから昼食をとり、12時半にスタート。そこからのスルーである。16時を超えるとさすがにボールも見えづらくなってくる。急がねば。
IN10番ホール。レギュラーティーで522Y。前半の9ホールだけでも歯ごたえがあり、満足度の高いコース。「まだ9ホールあるの!?」という感じで後半がスタート。私のようなアマチュア素人ゴルファーは基本的にはボギー狙い。ロングならば6打で合格、7打で不合格。もしパーが取れれば上出来である。552Yならば4オン、2パットでOKである。
得意なクラブで150Yをコンスタントに尚且つ真っすぐ打てるならば、150Y+150Y+150Y+70Yでグリーンへとたどり着く。ボギーを狙うならば150Yずつ着実に進めればいいし、それは8番アイアンでも実現可能だし、18ホール全部ボギーでもスコアは90なのだから悪くない(むしろいい)のだが、これができないのは、なぜ?多くのゴルファーの悩みでもある。今日もドライバーを右に曲げ、自らゴルフを難しくしてしまっているのだ。
最後に良い話で締めよう。17番の172Yショート。4番ホールほどではないが目の前に広がる池。そして左サイドを邪魔する樹木というホールである。ここで私は4Uを選択。まともに振ると飛び過ぎる可能性があるが、コツンと軽く当てれば低く出て150Yくらいから転がってくれる公算アリ。4Uを短く持って、コツンと当てる気持ちで。これが見事にハマり、ナイスオン。ニアピンをいただきました。メンバーからは「たまたまだろ!」とイジられましたが・・。
さあ、明日もゴルフ遊悠記は続く。