◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第2日(2日、宮城・利府GC)
悪天候によるコース復旧作業のため、スタートが3時間10分遅れ、午後5時2分に日没サスペンデッドとなり、51人がホールアウトできず。34歳の誕生日に首位で出て、14番までで3つ伸ばした東北福祉大出身の佐伯三貴(大和ハウス工業)が、通算7アンダーで暫定首位に立った。23日は、大好きな広島カープとの同時優勝の可能性も出てきた。東北高&東北福祉大OGの原江里菜(30)=NEC=、山形県&東北高出身の大江香織(28)=アルパイン=らが1打差2位。
34歳は最高のスタートを切った。佐伯は出だしで勢いに乗った。359ヤードの1番パー4。グリーン左10ヤードのラフから、ウェッジでチップインバーディー。グリーン脇で見守った東北福祉大ゴルフ部の恩師・阿部靖彦監督(56)から「ハッピーバースデー!」と祝福の言葉を浴び、笑顔で応えた。14番までに4バーディー、1ボギーで3つ伸ばした。「監督にはビックリしました(笑い)。本当にいい誕生日ですね。誕生日週にこういう位置は初めてです」と目尻を下げた。
ラウンド後、主催者からサプライズでケーキを用意され、祝福を受けた。東広島市出身の「カープ女子」だ。プロ野球・広島のマジックが2となったことを知らされると「緊張しちゃうんで、明日はカープに引っ張ってもらいます」と同時Vに意欲。赤い勝負ウェアで5年ぶりの8勝目に挑む。(榎本 友一)