池田勇太、2週連続Vで出産祝い…2年ぶりタッグのハウスキャディーに約束


17番グリーンで、キャディーの斎藤さつきさんと芝目を読む池田

17番グリーンで、キャディーの斎藤さつきさんと芝目を読む池田

 ◆男子プロゴルフツアー トップ杯東海クラシック第2日(28日、愛知・三好CC西C)

 4打差7位で出た通算20勝の池田勇太(32)=フリー=が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算8アンダーで首位と4打差の3位へ浮上。自身初の2週連続優勝なら、ハウスキャディーの斎藤さつきさん(36)へボーナスを約束した。選手会長の石川遼(27)=カシオ=は2アンダー32位で2戦ぶりに予選通過。片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=が12アンダーで単独首位をキープした。

 賞金ランク1位の今平、同2位のクロンパと同組で回った同3位の池田が、賞金王を争う2人を圧倒した。今季初優勝した前週からショットの好調を持続。この日のパーオン率は94・44%で全体1位だ。15番は残り160ヤードから9アイアンでピン下2メートルへつけて伸ばした。「この組み合わせはまだ早いですよね。10月終わりから11月くらいでしょ」。16年の賞金王は余裕の表情で振り返った。

 「さつき」と呼ぶ斎藤キャディーとは、2位になった16年大会以来2度目のコンビ。昨年6月に第1子の長男を出産し、勇斗と名付けた相棒へ「『勇』の字は一緒で、俺から取ったみたい。ボーナスは仕事次第」と大会初制覇なら“出産祝い”の支払いも約束した。優勝賞金(2200万円)の5~10%が相場とされており、200万円以上の臨時収入も夢ではない。

 今大会は過去10回出場で5回のトップ5入りと相性はいい。29日は昼から雨予報でスタートが午前7時に繰り上がり、30日は台風24号の接近により予報は暴風雨。最終ラウンドが中止になる可能性もあるが「あと1ラウンドはいけるでしょ」と、29日に首位の片山を捉えるつもり。4打差逆転での2週連続Vへ、勝負の1日となる。(榎本 友一)

最新のカテゴリー記事