米賞金女王を畑岡奈紗が撃破も日本はタイに惜敗「いい締めくくり」


記念撮影する畑岡奈紗(右)とA・ジュタヌガーン

記念撮影する畑岡奈紗(右)とA・ジュタヌガーン

 ◆ゴルフ 日タイ親善試合 アマタフレンドシップカップ最終日(23日、タイ・アマタスプリングスCC)

 【23日=岩原正幸】シングルス12試合で競い、4ポイントを追う日本は6勝2分け4敗と勝ち越したが、通算13ポイント対15ポイントで地元のタイに惜敗した。最終組の畑岡奈紗(19)=森ビル=は、世界ランク1位で今季米女子ツアー賞金女王のアリヤ・ジュタヌガーン(23)を3アンド1で撃破。年内最後のラウンドで意地を見せ、来季の目標に掲げる海外メジャー制覇に弾みをつけた。

 畑岡が世界女王を敵地で撃破した。大トリの12番目に出陣すると、前半だけで5バーディーを量産。前日(22日)にA・ジュタヌガーンとの対決が決まり「期待されているというか、国のエースのような存在が当たるのは分かっていた。行かないわけにはいかない」と気合十分だった。

 17番パー3の第1打を2メートル半につけ、3アンド1で勝負あり。「(ダブルスを含め)4試合で1勝だったので、最後(チームが)僅差で負けて思うところはある」としたが「オフの時期に環境のいいタイでゴルフができて良かった。いい締めくくりができた」とうなずいた。来年は米ツアー開幕戦のダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズ(1月17~20日、米フロリダ州)から始動する。

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