今季国内女子プロゴルフツアー 27年ぶりに過去最多に並ぶ39大会開催となる可能性


小林浩美会長

小林浩美会長

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長(56)は都内で16日、ゴルフ16団体新年会に出席。新年会後に報道陣の取材に応じた。

 昨年12月に「(2019年の)開催中止」と発表し、今年に入って交渉を再開した、日テレ系テレビ局主催の3大会「KKT杯バンテリンレディス(4月19~21日、熊本・熊本空港CC)」、「中京テレビ・ブリヂストンレディス(5月24~26日、愛知・中京GC石野C)」、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(9月27~29日、宮城・利府GC)」について「ポジティブ」などと、3月の開幕前までにツアー復帰することへの手応えを口にした。

 3大会とも昨年末、ツアートップ70選手連名の開催継続に向けた「お願い状」を受け、LPGAとの交渉再開を明言していた。小林会長はこの日「(3大会とも交渉は)ポジティブ。めどが立ちそうなくらい、いい感じでお話を頂いて、私たちの考え方に賛同して頂いて、進んでおります」と明かした。合意時期の見通しについては「(今季が)始まる前に、皆さんに良い発表できるように頑張っています」と話した。

 12月の日程発表時には、昨年比1増3減の36大会の予定だった19年シーズンは、1増の39大会となる可能性が急浮上。実現すれば、過去最多だった1989~92年に並ぶ試合数となる。

 また、同会長は昨年12月、資金力のあるネット配信業者と契約を目指し、今季開幕からインターネット中継を開始する考えも表明していた。「そこも鋭意努力しています。まだ選定の段階で、候補が複数有りまして協議中です」と現状を報告した。

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