米女子プロゴルフのメジャー第1戦、ANAインスピレーションは4日(日本時間同日深夜)、米カリフォルニア州のミッションヒルズCCで開幕。3日はプロアマ戦が行われ、前週の起亜クラシックで優勝した畑岡奈紗(20)=森ビル=は「コースのイメージはいい」と1977年の全米女子プロ選手権の樋口久子以来、日本勢2人目のレギュラー海外メジャー制覇へ意気込んだ。日本勢は畑岡のほか5人が出場する。
20歳の若さで日本女子ゴルフ界を引っ張る畑岡に、日本勢42年ぶりのメジャー制覇の期待がかかる。3日のプロアマ戦後、優勝者が18番グリーン脇の池に飛び込む恒例のシーンに触れ「飛び込むイメージはできている。そういうふうになりたい」と語った。
前週の起亜クラシックでは2位に3打差をつけて優勝。初出場だった昨年大会は48位に終わったが、その後は米ツアーで3勝。まるで違う立場で迎える今季メジャー初戦へ「思い切ったプレーをしたい」と意気込んだ。
尊敬する宮里藍さん(33)から「ああいうコースで勝てたので本当に強くなってきたね」とメッセージを受け取り、感激した。先輩も目指し続けたメジャータイトルへ気持ちは高まる。前週の疲れが残り「体調を整えないといけない」と言うが、そこは元気印の成長株。強い日差しの下で黙々と練習をこなし、準備に余念がなかった。