渋野が大会最年少Vに王手 大歓声に「テンション上がる」サロンパスカップ


14番、バーディーパットが惜しくも外れ、苦笑いで悔しがる渋野日向子。11アンダー1位タイ

14番、バーディーパットが惜しくも外れ、苦笑いで悔しがる渋野日向子。11アンダー1位タイ

 報知新聞社後援◇女子プロゴルフツアーワールド・レディス サロンパスカップ 第3日(11日、茨城・茨城GC東C、6560ヤード=パー72)

 2位で出た渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、通算11アンダーでペ・ソンウ(韓国)と並んで首位に立った。18番パー5はグリーン右手前5メートルのエッジからパーをセーブ。「大歓声が上がるとテンションが上がる」と満面の笑み。ツアー初優勝に王手をかけた。

 6番で8メートルを沈め、3連続バーディーで流れをつかんだ。「なんでこんなにパットが入ったのかわからない。ゾーンに入ってるのかよくわからないけど、よう入るなあって」。元々は苦手としていたパッティングが、この日は冴えまくった。レギュアラーツアー本格参戦の今季、普段の練習から17年賞金女王の鈴木愛のパッティングに熱視線を注ぎ「横腹の動き。上半身の動きを参考にするようにしている」。

 最終組の重圧にも負けることなく、ラウンド中はペ・ソンウ、アマチュアの吉田優利(19)=日本ウェルネススポーツ大1年=と笑顔でガールズトークを繰り広げた。「めちゃめちゃ楽しんでいました」。最終日もこの日と同じ3人で回ることになった。「狙っていっていつも空回りするタイプ。ピンを狙っていきたい気持ちはあるが、それではこのコースはだめなので。広い所に乗せておくことを考えながらやりたい」。畑岡奈紗、勝みなみと同じ98年度生まれの黄金世代が、20歳178日の大会最年少優勝に挑む。

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