渋野日向子が単独首位浮上 日本女子42年ぶり2人目のメジャー制覇へ王手


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 AIG全英女子オープン第3日(3日、英国ミルトンキーンズ・ウォバーンGC=6756ヤード、パー72)

 3打差2位で決勝ラウンドに進出したメジャー初出場の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は7バーディー、2ボギーの67で回り、通算14アンダー、2位に2打差の単独首位に立った。1977年全米女子プロの樋口久子以来、日本人42年ぶり2人目のメジャー制覇へ王手を掛け、4日の最終日を迎える。

 9アンダーの2位でスタートした渋野は2番パー5で第3打を1メートル強に寄せバーディー。5、9番をボギーで前半で1つ落として折り返した。しかし、後半にスコアを6つ伸ばす猛チャージを演じた。10番は5メートル、12番は2メートル、14番は4メートル、15番は1メートル半、17番は3メートル半、18番は1メートル半のバーディー。ショットとパットがかみ合い、コーチの青木翔キャディーと笑顔でグータッチを繰り返した。

 2打差の12アンダー2位には、首位から出て72で回ったアシュリー・ブハイ(南アフリカ)が続く。11アンダー3位に朴城ヒョン(韓国)、10アンダー4位に高真栄(韓国)らがつける。

 36位から出て、67で回った横峯さくら(33)=エプソン=が6アンダーの14位に浮上した。70のアマチュア・安田祐香(18)=大手前大1年=は3アンダーの32位。ともに70の勝みなみ(21)=明治安田生命=、上原彩子(35)=モスバーガー=が2アンダーの37位。72の上田桃子(33)=かんぽ生命=はイーブンパーの51位となった。

 渋野は4日、2人1組の最終日最終組で日本時間午後10時35分にスタートする。

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