◆女子プロゴルフツアー デサント東海クラシック 第2日(21日、愛知・新南愛知CC美浜C=6437ヤード、パー72)
競技終了後に今大会恒例の「ドライビング女王コンテスト」が14選手が参加して1番ホールで行われ、穴井詩(31)=ゴルフ5=が276・2ヤードで連覇した。葭葉ルミ(26)=富士住建=が272・3ヤードで2位、三浦桃香(20)=アウトソーシング=が264・0ヤードで3位だった。
ドライビングコンテストは、各選手2球ずつ打ち、指定エリア(フェアウェーとセミラフ)に最も飛んだボールで順位を競う。希望者だけが参加。優勝には50万円、2位には30万円、3位には20万円の特別ボーナスが贈られた。
穴井は、本戦の競技では通算イーブンパーの62位で予選落ちして獲得賞金なし。「今週の稼ぎはこれだけ。(ドラコンは)私の副業です。ただでは帰れません。ちなみに上位3人はみんな予選落ちです」。平均飛距離ランク1位の飛ばし屋はスイングと同様にキレのあるコメントで笑わせた。
飛ばしの秘訣(ひけつ)について、穴井は「体を速く回転させること。その時、腕は正面から外れない。アマチュアの方は速く回転しようとしたとき、腕が遅れて、振り遅れることが多いですね」と説明した。
野球の「神スイング」として話題のタレント稲村亜美(23)も特別出場。1球目は右、2球目は左に曲げて記録なしだった。「ゴルフは3年前から始めてベストスコアは108。この日のために3か月練習してきましたが、緊張してしまいました」と苦笑い。それでも、司会進行をした吉田弓美子(32)=アマノ=が「美しい、おスイングでした。思わず『お』をつけてしまいました」と称賛する「神スイング」を披露した。「普段の飛距離は240ヤードくらい。来年は270ヤードを目指したいです」。稲村は爽やかな笑顔で大いなる野望を明かした。