渋野日向子25位発進…中断中“もぐもぐタイム”で「フエラムネ」ピ~


17番で再開を待つ間、「フエラムネ」を口にしてピ~っと鳴らす渋野日向子(カメラ・今西 淳)

17番で再開を待つ間、「フエラムネ」を口にしてピ~っと鳴らす渋野日向子(カメラ・今西 淳)

 ◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディス 第1日(11日、静岡・東名CC=6572ヤード、パー72)

 8月のAIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は3バーディー、2ボギーの1アンダー、71で回り25位発進した。台風19号の影響で12日の第2ラウンド(R)は中止となり、47位タイまでの61人が予選を通過。13日の最終Rの競技ホール数(9か18)は、同日早朝のコース状況で判断し、ツアー史上初の無観客試合となる。賞金加算額は75%となるため、今大会で渋野が賞金ランク1位に立つには6打差逆転での優勝しかなくなった。黄アルム(31)=韓国=が7アンダーで単独首位。

 嵐の前に底力を見せた。最終18番。渋野はグリーン手前33ヤードから30センチに寄せて「ガッツパーでした。長い一日でした」と笑った。25位となり、13日の最終Rが9ホール決戦(参加31人)になってもプレーできる圏内に残った。

 15、16年賞金女王のイ・ボミ(韓国)と初の同組対決。4番は8アイアンでの第2打を1メートルにつけ、5番は5メートルのバーディーパットを沈めた。6番以降は雨風が強まり、17番の第2打地点で中断に。自身初の現場待機となりカートに座って、数種類の駄菓子で“もぐもぐタイム”。「ボミさんは晴れ女ですね」などと談笑する場面もあった。

 台風19号が上陸する12日は中止に。過ごし方について「お菓子をいっぱい買い込んで帰って、(携帯ゲームの)どうぶつの森をしようかな」と笑顔。13日の最終Rは無観客試合となったが「去年、ステップアップツアーであったので。ギャラリーの方々の命が大事なので」と理解を示していた。(榎本 友一)

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