今平69で1打差2位浮上 最終Rは虎さんと最終組で「面白い。リラックスして回れる」


1番第1打を放つ今平

1番第1打を放つ今平

 ◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権第3日(9日、沖縄・PGMゴルフリゾート)

 強風が吹く中、第3ラウンドが行われ、首位と3打差の3位から出た今平周吾(27)=フリー=が5バーディー、3ボギーの69で回り、通算9アンダーで1打差の2位に浮上。3位から出て68で回った崔虎星(46)=韓国=が10アンダーで単独首位に立った。

 1番第1打をフェアウェー左に運ぶと、第3打グリーン手前から残り30ヤードのアプローチをピン1メートルに寄せて、バーディー。6番でも伸ばし9アンダー。一時首位に並んだ。だが、8番で3メートルのパーパットを外すと、流れは急転。10、11番では連続ボギーで「流れが悪かったので、ボギーの後はバーディーを取れるように」。執念で流れを引き寄せた。

 3位で迎えた14番では1メートル半のバーディーパットを沈め7アンダーで2位タイに再浮上。崔と8アンダーで並んで迎えた18番では「最後はバーディーで上がりたい」と、3メートルをねじ込んでバーディー締め。後組の崔が伸ばしたため、単独2位で終え「風は昨日より強かったので、読みは難しかった。調子はいい感じ」とうなずいた。

 昨季は初の賞金王に輝いた。今季も1勝を挙げる上に2位が4度と安定した成績で、ここまで賞金約1億605万円を獲得し、ランク1位を走る。それでも「まだ4試合ある。1試合1試合頑張りたい」と冷静に見据えた。

 最終ラウンドは変則スイングで大人気の崔、同い年のR・ジョン(27)=カナダ=と最終組で午前9時1分に1番から出る。「(崔は)今年何回か回っているけど、面白い。(変則スイングは)気にならない。リラックスして回れるんじゃないかな」と胸を躍らせた。

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