◆日本女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第3日(27日、千葉・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72)
昨季賞金女王で首位と3打差の2位タイから出た鈴木愛(26)は6バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの71。スコアを1つ伸ばして通算7アンダーとしたが、4位タイに後退した。1998年度生まれ“黄金世代”の田中瑞希(21)が70で回り、11アンダーで単独首位を守った。
第2ラウンド(R)で9番の第1打を池に入れ、トリプルボギーだった鈴木はこの日も9番の第1打を池につかまり、ダブルボギーをたたいた。「(9番は)ちょっと苦手…というか嫌いめっちゃ池に入るので…」と苦笑い。「ドローヒッターなので(ピンを)狙いづらいんです。練習Rからあまりいいイメージはなかった。昨日はナイスショットで池だったけど、(きょうは)ちょっと体が開いちゃいました」と悔しそうに振り返った。
ただ、鈴木は「(池に)入ったのはしょうがない。その後、2つ取り戻せばいい」とすぐに気持ちを切り替えた。直後の折り返しの10番パー4。第2打を約3メートルのバーディーチャンスにつけると、これを落ち着いて決めきり、笑顔で右拳を握った。「久しぶりに100点満点以上ぐらいのいいパットができた。全てが理想通りという感じだったので、ガッツポーズが出ました」とうなずいた。
この日はパットが好調も、ショットでは苦戦し「ティーショットはフェアウェーキープが5回だったので、チャンスメイクが難しかった」と振り返った。最終日に向けては「今日が一番悪いゴルフだった。全部出きったと思って。ティーショットの調整をしたら、もうちょっといいゴルフができると思う。これからティーショットを調整します」と話し、練習場へと向かった。