日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長(64)は27日、男子のシニアツアー今季開幕戦ISPSハンダ・コロナに喝!シニア(30、31日、静岡・朝霧CC)と第3戦のマルハンカップ太平洋クラブシニア(8月29、30日、静岡・太平洋C御殿場C)はPCR検査を行うことを発表した。
高額な費用を理由に、当初はPCR検査導入には消極的だったが「(国内男子ツアー、女子ツアーと)3団体の統一見解として、PCR検査はやるということで」と倉本会長は説明した。開幕戦に関しては28日に出場112選手に実施予定。同大会は、新型コロナ禍で国内初の有観客試合となり1日約500人の観客動員を見込む。また、第3戦のマルハンカップ―も有観客開催が決まったという。
PGAは、観客との接触やファンサービスを控えることなども想定している。「観客を入れた大会運営のモデルケースになる。大会を無事に終われるように、対策をしっかりと敷いて臨機応変にやっていきたい」と、倉本会長は新様式での運営に警戒感を募らせた。(榎本 友一)