全英女子に挑む上田桃子「チャレンジしていることを伝えるのも大事」


上田桃子

上田桃子

 ◆女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72 練習日(13日、長野・軽井沢72G北C=6710ヤード、パー72)

 6月以来となる今季2戦目は14日から3日間、無観客試合で行われる。上田桃子(34)=フリー=は今大会後、海外メジャーのAIG全英女子オープン(20日開幕、ロイヤルトルーンGC)に出場する。

 開幕戦から約1か月半の期間は全英でキャディーを務める辻村明志コーチのもと、全英対策を行ってきた。「球の高さのコントロール、風の対処法、アプローチの転がし、高いバンカーを想定した練習をしていた」と上田。出場を決断した理由については「ちょうど(出場権がおりてきた時期は地元の)熊本の豪雨がすごくて、だったら向こうに行って頑張って少しでも『熊本人頑張ってるな』って思ってもらえる方がいいなって。海外に行くのは家族は反対していたけど、いつもチャレンジしていることを伝えることも大事なことだと思った」と語った。

 新型コロナの感染リスクに関して「そこが一番心配しているところ。かかってしまったら、病院で診てもらえるかも分からない」とし、「とにかく人との接触をなるべく避けて、機内では食べないとか、マスクを外さないことを心掛けるしか」と話した。英国から帰国後には2週間の自主隔離期間があるが、「2週間やらないっていうのは今までにない。でもだからと言って下手になるわけではない。家の中で素振りやパッティングなど、できることはある。ネガティブには捉えていない」と強調した。

 改めて全英に向けて「楽しみがなかったら、いろんなリスクを考えても挑戦してないと思う。2日目、3日目、4日目まで楽しみだと思ってもらえるように」と戦いを見据えた。

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